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「痛みなく死にたい」という人生最期の望み
コロナによる外出規制が出ているものの、不要不急かと言われたら、人の命に関わる問題なんて迷いの余地はない。
ご本人の判断で今このタイミングでもよければ、ということで、事前許可をいただいてお宅へ訪問。
詳細は触れないが、ひたすらオープンクエスションを意識した。
私の中で、答えを決めつけない。
私は私であり、本人ではない。
「死にたい」
「死にたい」
「死にたい」
「でももう、自分では死ねない(身体が動かないため)」
「身体がもう少し元気だったら自殺するのに」
「....痛みに弱いから、痛く死にたくない」
そう、「死にたい」わけじゃない。
ただ、痛いのが嫌なだけ。
その答えを貰えたとき、少し安堵した。
安楽死に興味を持たれる方は、消去法で興味関心を持たれる方が多い。
「これしかない!!」って言う雰囲気。
インターネットのせいです。
その点、私の得意分野のはずなのに、まだ貢献できてなくて、すいません。
参考記事 ▶︎ 安楽死と尊厳死の違いをわかりやすく図解
でも、ハッキリ言うけど、そんなことはない。
安楽死のように死期を自ら短くする方法ではなく、積極的に延命治療をせずになるべく痛みなく過ごす(緩和ケア、ターミナルケア)ことはできる。
そのために、頑張っている先生(医師)、訪問看護師、ヘルパーさん、ケアマネさんがたくさんいる。
一方で、自分の身を守ったり、患者想いの動きをしない人もいる。
すぐに精神科に回すのはやめてくれ、と思う。
24時間365日、ただただ天井を見るだけの生活を
あなたはやったことがありますか?
という私もないけど...
残念だけど、相手の気持ちを考慮できない医療介護従事者は存在はする。
そうしたら、変えるしかない。
遠慮なく変えましょう。
まずは、自分の望む死、「痛みなく死ぬ」ために、
できることを全てやり切ろう。
私「私、hogehogeさんがより良い最期を迎えるために、緩和ケアの方向でお手伝いできることはしようと思うんですが、最後に私に伝えたいことはありますか?」
本人「死にたい」
私「それ、さっき何度も聞きましたよ笑」
本人「もう1回、言おうかー?笑」
私「私と会う時は3回までですよっ👌」
と互いに笑って言えた。
ただ、今日こんな1日のちょっとだけ話した”ただの他人”の私であっても、
まだやりたいことがあるなら、
それを語っているときに笑顔がこぼれるなら、
例えやることが難しくても、
どんなにカッコ悪くても、
tryして生きるという意志を持ってほしいと思ってしまったのは、私のワガママなのだろうか。
「いのち」って誰のものだろう。
っていう問いは、終末期に関わる上でずっとまとわりつく問いであり、永遠に答えのでない問いである。
日本の終末期の情報収集、その選択と判断、その過程でのメンタルのケア、その諸々が一般の人には難しすぎる。
大切な時だからこそ、ご本人とその家族が望む最期をお手伝いしたい。
この情報社会時代に、「知らなかった」を無くしたい。
という思いで「人生最期のコーディネート」をやってます。
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*終活カウンセラー、エンドオブライフケア受講済みスタッフ在住