企画書とプレゼン(2)
企画書やプレゼンにおいて、もっとも重要なのは「企画書をどう書くか」や「どうプレゼンするか」ということではなく、「何を書くか」や「何を提案するか」つまり「企画そのもの」だということを書いた。
では企画が設計できたとして、どのように提案すればいいのだろう。
企画が具現化されたときのイメージを伝える
提案をする時点で、自分の頭の中にはその企画が具現化されたときのイメージがある。企画書やプレゼンでは、そのイメージを提案する相手の頭の中に、いかに正確に再現するかということを意識している。
基本的に、自分の頭の中のイメージを、100%正確に人に伝えることはできない。その前提に立って、どれだけ100%に近づけられるかということを考える。
たとえば「海」と言ったときに思い浮かべる景色は、夏の海水浴場だったり大海原だったり夕陽の沈む海だったりと人それぞれ異なるだろう。同じイメージを共有しようと思ったら、もっと詳細に描写しなければならない。
企画においても同様だ。
その企画が具現化されると、どのように人々の目に触れるのか——何をしているときに、どんなメディアを通じて、どんな気分で接触するのか——そしてその結果、意識や行動がどのように変化して、課題が解決されるのか。
このようなことをできるだけ具体的に伝える。
そのためには企画を設計する時点で、それだけ具体的なイメージを持つ必要がある。
それはよりよい企画を設計するためにも重要なことだ。
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