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新刊のお知らせ『そして夫は、完全な女性になった』【2024年12冊目】

企画のたまご屋さんの商業出版支援サービス「ほんたま」から、2024年に誕生した12冊目の本『そして夫は、完全な女性になった』(みかた/すばる舎)を紹介します。

著者のみかたさんは、結婚して10年以上経ってから、夫がトランスジェンダーであることを知った妻。noteにも、悩み続けた記録を投稿しています。

本書では、夫から「残りの人生は女性として生きていきたい」と告げられてからの2年間を、妻の立場から見守り考察してまとめています。

担当した企画のたまご屋さんの出版プロデューサー・石徹白未亜のコメント

時代性のあるテーマで配信しましたところ、すばる舎様にご縁をいただき、決定までがとてもスムーズでした。

LGBTは今まさに過度期の局面で、オリンピックなどでも物議を呼ぶシーンがありましたが、一方であまりクローズアップされない当事者家族の声を描いた大変貴重な一冊です。

みかたさんは夫をいくらでも悪く言えただろうに、時には自分の問題点とも向き合い、背景となる社会情勢や歴史にも考察を深めており、読書の喜びを感じるとても重厚な一冊です。

◆ 石徹白未亜のプロフィールはこちら

以前投稿した記事『「ほんたま」では出版が難しい4つのジャンル』では、闘病記や旅行記のような個人の手記は、商業出版では難しいジャンルだと説明しました。

しかし、今回の出版で、可能性はゼロではないことが証明され、私たち企画のたまご屋さんのメンバーも大変うれしく思います!

つらく苦しい経験を乗り切るため、文章を書いている人は大勢いるでしょう。

その先に、「いつかこの経験を本にして、同じような苦しみを抱えている人に読んでもらえたら」という気持ちが芽生えてきたら、ぜひ企画書にまとめて、企画のたまご屋さんの商業出版支援サービス「ほんたま」に応募してください。

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