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出版企画書の「テーマ」を明確にしよう【出版のヒント】

商業出版支援サービス「ほんたま」を運営するNPO法人 企画のたまご屋さんのメンバーは、応募された出版企画書には必ず目を通しています。

また、毎月開催しているセミナーでも、企画書についての相談を受け付けています。

出版企画書でよくある失敗のひとつは、あれこれと情報を詰め込みすぎて、テーマがぼやけてしまうことです。

おそらく、企画書を書いているうちに、「あれも大事!」「これも書かなくては!」と次々と思いつくことがあり、雪だるま式に情報が増えていくのでしょう。

あるいは、有益な情報を余すことなく伝えたい!という読者へのサービス精神ゆえに、ボリュームたっぷりの企画書になるのかもしれません。

しかし、情報を詰め込みすぎると、肝心のテーマが埋もれてしまい、読者に何を伝えたいのかが分かりにくくなります。

まずは、本の中心となるメッセージを明確にし、本当に必要な情報だけを選びましょう。そうすることで、編集者にも読者にも伝わりやすく、魅力的な企画書ができるようになります。

例えば、英語学習の本を出版したいなら、英語学習に有効な方法をただ並べるのはなく、「TOEICで700点以上を取得するための勉強法」など具体的なテーマを決め、テーマに沿った情報を選んでまとめていきます。

企画書は、伝えたいことを厳選し、シンプルにまとめることが大切です。書いているうちに思い出したことや、新しく思いついたことがあれば、決めたテーマに沿っている情報かどうかを、立ち止まって確認してみましょう。

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