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無名の人でも本を出版できますか?【出版のヒント】

商業出版支援サービス「ほんたま」を運営するNPO法人 企画のたまご屋さんを通して出版された本の中には、無名の人の著作もあります。

例えば、染井アキさんの『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』(産業編集センター)が挙げられます。

ここで「無名」と表したのは、ネットやSNSで検索しても、出版前には名前が出てこなかった人を指します。

もちろん、無名といっても、何らかの才能や実績がある人だから出版に至ったわけですが、名前が知られていない人の企画が採用されるのは、やはり稀です。

どんなに素晴らしい企画でも、「売れる」という保証がなければ見送られてしまうのが商業出版の世界。たとえ編集者が企画に惚れ込んでも、営業担当者からシビアな数字を見せられ説得されてしまう、ということはよくあります。

ただ、時代の流れによって、チャンスをつかむ人もいます。前述した染井アキさんの本も、「HSP」という言葉や概念が注目されていた時期であったことが、出版に有利に働いた側面もあるでしょう。

しかし、時代の流れに乗るには、本人の努力だけではどうにもならない「運」の要素もあります。ですから、本を出版したい人は、運に任せるだけではなく、SNSやブログを活用して、名前や実績を広めるのが得策です。

ネットが普及する前は、無名の人が自分の名前や関心事を知ってもらうのは、難しいことでした。しかし今は、パソコンやスマホがあれば、誰でも自宅にいながら情報を発信することができます。

無名の人でも、本を出版するチャンスはゼロではありません。私たち企画のたまご屋さんのメンバーも、有名無名を問わず、「面白い」「価値がある」と判断した企画を、積極的に取り上げています。

しかし、「面白い」「価値がある」けど「売れない」と判断されたら、チャンスが遠のきます。本を出版したい人は、企画内容をブラッシュアップすると同時に、名前や実績を知ってもらい、販促力を高める努力もしてみましょう。

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