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いい『チーム』になるには、まず自己紹介から。企画メシ2024がはじまりました!

2024年6月29日、連続講座「企画でメシを食っていく」の10期目となる「企画メシ2024」が幕を開けた。今年のテーマは「いいチームをつくるための連続講座」。

「個の時代」と言われるからこそ、「個」と「個」が「チーム」になるには企てが必要だと語る主宰の阿部広太郎さん。「チームになるにはまず自己紹介から」と、講義の冒頭、阿部さんは自身の原点や関わっている仕事について話してくれました。

10代の頃の孤独感から、チームスポーツを通じて人との繋がりの喜びを知ったこと。そして、その経験が広告という仕事を選ぶきっかけになったこと。

『世の中に一体感をつくる』という志を掲げ、言葉を通じて広告コミュニケーションの中で、人と人との繋がりを生み出す瞬間をつくれないかなと言う気持ちで仕事をしています」と言う阿部さん。

その言葉には、商業的な視点を超えた、人と人とを結びつける企画の可能性への期待が込められていました。

講義の中で特に印象的だったのは、阿部さんが提唱する「そもそも・たとえば・つまり」理論という3つの接続詞を使う思考法。

阿部さんの企画のつくり方は、「ものは言いよう」という考えを応用しています。「Aは言い換えるとBである」という風に、対象に光をあてるポイントを変え、更に輝きを加えるために、この思考法をずっと続けているそう。

「そもそも」で問いを立て、「たとえば」で経験を探り、「つまり」で本質を見出し、そこから企画に落とし込む。「この3つの接続詞を使いながら、自分の無意識に考えているところを意識化していく。それが言葉のプロだと思います」と阿部さんは言います。

さらに、「枕言葉を疑う」というテクニックも紹介。「『アイドル』というと、今会いに行けるとか、歌って踊れるとか、可愛いとか、そういう枕言葉がつくんです。でも、本当にそうなの?と考えてみましょう」と、固定観念を打ち破ることの重要性を伝えてくれました。

講義の後半では、参加者が事前に作成した「自分の広告」について、阿部さんが丁寧にフィードバックをしてくれました。

「○○の人だ」と思い出してもらえることは、「伝わる」ということ。伝えたいことが相手に全て伝わるとは限らないので、自分が伝えたいことを見極め、そこにどのような手法を使えば相手に興味を持ってもらえるかを考えることで、よりよいコミュニケーションの助けになるのではないかと話してくれました。

「企画とは幸福に向かう意志です」という阿部さんの言葉は講義全体を貫いていました。

「なんか企画考えなきゃとか、締め切りに追い込まれることは多々あるのですが、私はできるだけ、幸せになるためにこれをやってるんだよなって思うようにしています」という言葉には、阿部さんの企画に対する前向きな姿勢が表れていました。

講義の終わり際、阿部さんは参加者に向けて「この半年間が、想像以上の体験になることを願っています」と語りかけ、その言葉には、参加者一人一人の成長を心から願う気持ちが溢れてました。

さらに、「本当に、この時間がいい時間だったなと思ってもらえるように私も頑張っていけたらと思いますし、皆さんと一緒にそういう時間を作り上げていけたらと思っています」と、これからの時間への期待を語りました。

「才能はかけた時間でしかない」という阿部さんの言葉には、努力と継続の大切さ、そして誰もが可能性を秘めているという信念が込められていました。

「企画メシ2024」がその可能性を最大限に引き出し、企画生一人一人が自分らしい企画力を磨く場となり、スキルアップの場であることはもちろん、自分自身を深く知り、他者とつながり、世界を少しずつ変えていく力を育む場になるでしょう。

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企画でメシを食っていく
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