見出し画像

持続可能な未来へ、ジョイスのCCU技術が先導

資源循環コンクリートへの日進月歩


無限の可能性を秘めたコンクリート副産物は全国で排出される

ジョイスとして、私たちは環境に配慮した建材の開発に取り組んでいます。特に、「ヌテコン」と「イワモル」という二つの製品が、資源循環型社会への貢献において重要な役割を果たしています。これらの製品は、廃棄される資材を再利用し、新たな建材として生まれ変わらせることで、資源の有効活用を実現しています。

既に製品化され市場に出回るヌテコンとイワモルの役割


流動化処理土「イワモル」は残コナと細骨材に、高炉スラグ微粉末をたった50kg配合して上澄水で製造したコンクリート

ヌテコンは、再生可能なコンクリートとしての性質を持ち、建設現場で発生するコンクリートの残骸を利用します。これにより、廃材を減少させるとともに、新たなコンクリート生産の際の原材料コストも削減できます。一方、イワモルは鉱物資源を活用した製品で、特に建築物の耐久性を向上させることに寄与しています。これらの技術は、資源を最大限に活用し、従来の建材に依存しない新たな道を開くものです。

CCU技術とその効果


CCU技術の要となる残コナ

ヌテコンとイワモルはCCU(Carbon Capture and Utilization)技術を活用しています。この技術は、二酸化炭素を有効利用する方法の一つで、コンクリート内の水酸化カルシウムが大気中のCO2と反応し、炭酸カルシウムを生成します。この反応により、さらなるCO2削減が可能となり、実質的にカーボンネガティブを実現することができるのです。

研究所ベースではなく現場ベースでの資源循環型社会へ


現場での閃きが資源循環型社会の糧となる

これらの製品を用いることで、CO2排出量の削減だけでなく、建設廃材のリサイクルによる環境への負担軽減が期待できます。さらに、資源循環型社会への移行を促進することで、持続可能な建設業界の構築が可能となります。今後、私たちはこれらの技術をさらに進化させ、より多くの地域での実施を目指していく所存です。環境と経済の両面から見た持続可能な社会の実現に向けて、ジョイスは引き続き先頭に立って取り組んで参ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?