実用化から数年。産業副産物から生まれたヌテコンの今
環境負担を大幅に削減した新しいコンクリート「ヌテコン」の実績をご紹介します。このコンクリートは産業副産物を最大限に活用し、地球環境への配慮を考えた製品です。以下に、ヌテコンの概要とその実績を分かりやすく解説いたします。
環境への優しさを実現
ヌテコンは、残コンや香炉スラグ微粉末などの産業副産物を豊富に使用しています。これにより、CO2排出量の多いセメントや天然骨材の使用を大幅に減らすことができます。伊豆の国市にある朝香建設がこのヌテコンを採用し、畑や田んぼの周りの草押さえにも使用されていることから、その利便性と環境への配慮が証明されています。
地元建設企業が採用した「ヌテコン」
ヌテコンは、従来の生コン工場の設備をそのまま利用しつつ、製造が可能な材料です。これは、特別な技術を要せず、既存の設備で即座に生産を開始できるため、実装のハードルが非常に低く、施工も通常のコンクリートと変わらず特別な手順を踏む必要がないため、多くの建設現場での導入が進んでいます。
今回採用されたのは田んぼの中の通路と車両用スロープです。通常のコンクリートと同等の耐久性・強度を有していることから安価で環境低負荷ということで採用されました。
JIS規格に準拠したコンクリートよりも高い環境性能を持ち、規格外ならではの柔軟性を持っています。
今後の展望
ジョイスは、ヌテコンのみならず多くの環境低負荷材料を通じて生コン工場にその採用を広げ、規格外ながら新しいコンクリートの普及に努めてまいります。これにより、建設業界全体の持続可能な発展に寄与し、地球環境保護にも貢献することを目指します。
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