企画を生み出すのに必要な力とは?
こんにちは。
今日は企画を生み出すのに必要な力とは何なのかについて書きたいと思います。企画を生み出す力は大きく2つ。
InnovationスキルとExecutionスキルです。
Innovationスキルは、世の中の課題に気付き、解決策を思いつくまでのステップで必要な力です。これが無い人は、そもそも企画を立てることもできません。
Executionスキルは描いた企画案を現実社会で実現するステップで必要な力です。これが無い人は、どんなにいい企画を描いても実現できないので何の意味もありません。
そして、さらにそれらが2つに分かれて4つの力で構成されてます。そして、さらにさらに、それらが22個に分かれます。
一つずつ解説しますね。
まずは、
1.着眼点
企画という仕事において、多くの場合は、誰かから困ってることを相談されたり、上司から「こういうことを考えて」とかって指示もらったりします。でも、本当に面白い企画って、まだ誰も気づいてない問題を自分だけが気付いた時に生まれます。
例えば、小学校のプールで被る水泳帽って、誰かが「プールの中では誰が誰だか分かりにくくて指導しにくいなぁ、レベルや学年別に帽子の色を変えて被らせて、さらに前頭部に名前を貼ったら識別しやすく指導しやすいよな」って気付いたわけです。
この「プールの中では誰が誰だか分かりにくくて指導しにくい」が着眼点です。
そして、ついでに出ちゃいましたが
2.ソリューション
「レベルや学年別に帽子の色を変えて被らせて、さらに前頭部に名前を貼る」がソリューションです。
着眼点で問題に気付かなければ、ソリューションは思いつきませんが、問題に薄々気付いててもソリューションが思いつかなければ単なる困り事です。
思いついた水泳帽のソリューションですが、さて、資金はどうするか、素材はどうするか、工場はどうするか、いくらで売るか、誰を相手に売り込むか、どれだけ売れば黒字になるのか、競合が出てきた時にどう差別化するか、など、商売として成立させるために様々なことを決めなければなりません。こういったことを設計する力もソリューションに含まれます。まだ机上で大丈夫です(笑)。
ここまでがInnovationスキルですね。何となくいいですね。
ここからはよ~く巷で言われる「単なるアイデアや思いつきには価値がなくって実現したやつが偉い」的な話です。(僕はそうは思いませんが)
ここからがExecutionスキルですね。
3.実現プロセス
思いついた水泳帽のソリューションですが、実現するには、もしあなたがどこかの企業にお勤めなら、社内で決裁(必要なヒト、モノ、カネを投資してもらうこと)が必要ですね。そしてあなた自身がこのプロジェクトをマネジメントしなければならない。あるいは誰かにこのプロジェクトの責任者として強烈に推進してもらわなければならない。これら、実現に向けてヒト、モノ、カネを調達し、せっかく立てた机上の空論を現実社会に向けて動かすスキルを「実現プロセス」と呼んでます。
4.オーガナイズ
どれだけいいアイデアを思いつき、社内の決裁を貰ったとしても、仲間に面白がってもらえないと力を貸してもらえません。「オーガナイズ」は仲間を惹きつけるリーダーシップの力です。当事者として企画の面白さを打ち出し、関係者の利害を理解し、社外の人々の力も柔軟に借りられる人柄です。
これがないと、企画は大きく育ちません。初期の立ち上げは自分ひとりで孤軍奮闘する必要もありますが、企画が進むにつれ様々な仲間の力を借りて、企画が自走する状態にしなければ身が持ちません(笑)。
今回も読んでいただきありがとうございました^^