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みなし残業
皆さんお疲れ様です。
私のツイートで反響が多かったので、今日は”みなし残業”についてお話したいと思います。
みなし残業のイメージですが、これはあくまでイメージですよ笑 みなし残業は、例えば、40時間分残業代やってもやらなくてもつきますが、それ以上はつきません!というのが一般的ではないでしょうか?お話を聞いていくと、いやいや、みなし残業分はやってもやらなくても払うけど、それ以上残業したらちゃんと払いますよという企業さんもお見えでした。
支払うのであれば問題ない・・・と思いきや、すこ~しだけ問題というか、腑に落ちない点があります。それは下記の2点です。
①基本給がみなし残業分下げて設定されてボーナスの算定を圧縮されている
②基本給がみなし残業分下げて設定されているため残業時間単価が低くなっている
みなし残業分は、先ほどでてきた通り、”やってもやらなくても”つく賃金なので、それなら、基本給に組み込むべきでは?と思いませんか?みなし残業で支給するには実は理由があると思うんですよ。それが上記の2点だと僕は思います。
まず①ですが、例えば年齢、スペックが同じ人を雇用するとして
基本給25万のA社 、 基本給20万、みなし残業5万のB社があるとします。
ボーナスの算定が、”基本給×月数”であれば、、、月数が同じですとA社の方がボーナスが多いことになりますよね?
次に②ですが、残業時間というのは、表現がいろいろありますが、おおざっぱな表現でいくと、残業時間単価=基本給÷その月の基礎労働時間(標準労働日数×8時間)×1.25なのです。
みなさんおわかりですね。基本給が下がると、1時間あたりの残業単価は下がるんです。
私個人の考えですが、みなし残業はあまりやるべきではないと思っています。やってもやらなくても・・・という設定が意味が分からないんですよね。やってないなら支払うべきではありません。あくまで対価なので。残業を助長するようなことになってもいけないので、給料は高く設定してなるべく定時内に仕事を終わらせて帰るというのがこれからは時代にあっているのではと思います。
残業は癖になりますし、給料が低いから残業をする→残業決定だからゆっくりやる・・・という生産性にも関わってくると思います。
経営者は無駄なことは省いて、実務に専念できる環境をつくるべきですし、無意味なことをしていないかどうか常に考える義務があると僕は思います。
今日はこのへんで。
また明日