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国際プログラムの魅力紹介
はじめまして、こんにちは!芝浦工業大学大学院 伊藤研の1年生の小杉です!今回は私が学部生のころに所属していた国際プログラムについてお話しします。後半では大学生へ向けた大学院の留学に関するお話もありますので、興味のある方はそちらも読んでもらえると嬉しいです。
国際プログラムって何?
大学生が留学をすると、一般的には大学を休学して半年または一年間留学へ行く場合が多いです。しかし、この国際プログラムでは留学が必須である代わりに休学なしで学部3年生の時に半年間留学ができます!留学はしたいけど、休学はちょっと、、、という方にはぴったりのプログラムになっています。また、国際プログラムは1年生の頃から専門科目(工業系の科目)を英語で学ぶ機会や短期留学の授業があるため、徐々に英語力を伸ばすことができます。3年生で留学をするまでには、一定の英語力が身につくカリキュラムになっているわけですね。
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留学って何をするの?
留学にはいろいろな種類がありますが、この国際プログラムでは授業履修型の交換留学に行きます。その名の通り、留学先で授業を受ける必要がありますが、もちろん現地の言語ではなく英語で授業を受けることができます。同じ授業を取っている留学生や現地の学生と友達になって、授業後は遊びに行くなど楽しい時間を過ごしつつ、しっかり単位も取る必要があるため、留学に行ったのに何もできなかった、、、という状況にはなりにくいです。
わたしは学部3年生の後期に国立台北科技大学に半年間留学しましたが、合計12単位の授業を履修しつつ、月に一度は留学生仲間たちと旅行に行っていました。詳細は本学HPにある留学体験記に記載がありますが、留学中は行き先に合わせて奨学金がもらえるため、上手にやりくりすれば旅行代も奨学金から捻出できます。
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ここからは国際プログラムから少し離れて、大学院のお話をします。
ここまで読んでくださった方の中には、国際プログラムを卒業して何が役に立つの?卒業後は何をやっているの?と思う方もいるかと思います。
国際プログラムを卒業した学生は大学院に進学するケースが多いです。私も大学院に進学しており,現在は芝浦工業大学とイタリア国立ラクイラ大学間のダブルディグリープログラム(以下,DD)に挑戦しています。DDとは、大学院に在学する2年間のうち1年をイタリアで、もう1年を日本で過ごし、卒業と同時に修士の学位が2つもらえる、という制度です。またもや休学せずに長期留学ができます。
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ところで,DDに挑戦すると決めてから周囲の人から最も言われたことは断トツでこれです。
「修士の学位を2つも取って何がいいの?1つあれば十分じゃない?」
学位は学士、修士、博士の種類がありますが、確かに同じ学位を2個とっても意味がない、と考える人もいるかもしれません。しかし、イタリアの大学が発行した学位はなんとヨーロッパ圏内すべての国で大きな影響力があります。そのため、将来的にヨーロッパで働きたい方にとっては非常に価値のあるものといえるでしょう。また、大学院生の留学は研究室留学が一般的ですが、DDでは研究+授業履修型の留学になります。そのため、イタリア人が普段どのように授業を受けているのか、日本の教育制度と違うところは何か、より強く実感することができます。特に、授業時間には大きな差があり,同じ単位数であっても授業時間はイタリアの方が圧倒的に長いです。私は合計約4単位分の授業を履修しましたが,授業時間としては2~3時間の授業が毎日一つありました。また、留学中も研究室活動は継続します。私は日本で行っていた研究内容を継続し、人工筋の制御に関する研究を行っていました。日本では人工筋を水道水圧で動かしていましたが、留学先では空気圧で動かしており、異なる特性を持つ人工筋の制御を経験することができました。
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授業と研究の両立は日本よりも大変ですが、同じところにずっといるのは嫌だ!何か人とは違うことがしたい!という方には非常に魅力的な制度だと思います。
また、長期間現地に滞在するため旅行も行きやすいです。さすがEU圏内ですね!
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日本から遠く離れた、気候、宗教、言語、考え方、本当に何もかもが違う場所で、一人で生きていくというのは本当に貴重な経験で、何よりも自分は知らない場所でも生きていけるという自信になります!海外留学は大学卒業後も不可能ではないですが、時間的にも経済的にもさらにハードルが上がってしまいます。学生である今こそ、長期留学のチャンスです!
やった後悔は将来的にはただの笑い話ですが、やらなかった後悔は一生付きまといます。興味のある方はぜひ、お話だけでも聞きに来てもらえればと思います。
【ダブル・ディグリーについての問合せ先】
芝浦工業大学 システム理工学部 機械制御システム学科
教授 伊藤和寿
e-mail:kazu-ito@shibaura-it.ac.jp