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【映画】メガロドン:レビュー

私はイワノフだ!

やあ諸君。私は今回、メガロドンと言う映画のレビュー任務を任されたリグニン大佐だ。久しぶりのサメ映画レビューとあって少々緊張しているが、このレビューのために2回見たから安心して覗い行って欲しい。

(なお、投稿直後に下書きに戻して推敲した模様)

物語の始まりはハワイ諸島から1600km離れたSPCC(南太平洋ケーブル)付近をドリルで何かをしていたロシアの潜水艦がドリルの回転速度を安全を考慮しない速さにした所、巨大なサメに襲われたところからだ。

船体に穴があいて浸水、どうにかシャッターをして難を逃れたヴィクトル・エワノフ、ヤナ・ポポフ、えーっと…北斗の子分の3人のロシア人が助かった。

信号をキャッチした戦艦はひと悶着ありながらも救助に向かうために潜水艦、ベルを使用して助けに向かう。

しかし、浮上の際に彼らが襲われたサメ、メガロドンに丸のみにされてしまった。不幸中の幸いにも損傷は少なく省エネで電力が1時間30分は持つ状態で腹の中に。

ベルを繋いでいたケーブルに引っ張られ傾く戦艦。やむを得ずワイヤーカッター(?)で切り離してしまう。

メガロドンは沈んでいく。このままじゃ水圧でベルは壊れてしまう。彼らは助かるのか、海上に解き放たれた脅威にどう立ち向かうのか。と言うのが本作のあらすじだ。

本作は反骨精神たくましく、自分を通す信念のある連中ばかりだ。上官にだって果敢に食いついていくぞ。だから、上官も安心して部下たちを怒鳴ったり頼ったりできる訳だ。信頼の上に成り立つコミュニケーションだな。

メガシャークvsジャイアントオクトパス中佐
「しかし大佐、後半でなんとなくいい感じになるだけで中盤まで無駄に言い争いが多く仲間たちの統制的に心配になる上下関係が目立ちます」

黙れメガシャークvsジャイアントオクトパス中佐!私は今レビューをしているんだ、口をはさむんじゃない!私は大佐だぞ、レビュアーなんだ!後半パートの仲間同士の連携は良かっただろう!

…まぁ実際、終盤で唐突にお互いがこういう関係でした的なのが明かされる展開はそこそこあったな。もう少し前半パートで伏線と言うか、その類の布石があれば後半では感動できた気がするが…。

見どころは何といってもメガロドンだ!初登場ではまるでホットドッグでも食べる様に潜水艦を横から噛みつき、小型とはいえ決して小さくはない潜水艦のベルを丸のみにし、潜水艦にタックルしてくる様子は圧巻だぞぉ?

これが中々のタフガイで、どんなに弾丸を浴びせてもびくともしないし電撃を食らわせても一時的に気絶してるだけだった。あの大迫力のムーヴは必見だな。

メガシャークvsジャイアントオクトパス中佐
「ラストパートの襲撃、体当たりだけで戦艦に目立った損傷がなく、絵面が割と地味じゃありませんでした?エワノフ戦あたりの方が純粋に燃えたんですが」

黙れメガシャークvsジャイアントオクトパス中佐!私は見ての通りレビューをしてるんだ!横から口をはさむんじゃない!!いいか、メガシャークvsジャイアントオクトパス中佐の仕事は黙って職務を全うする事だ。いいな?

確かに潜水艦に嚙みついただけで多大な損傷を来たしたり、ベルを丸呑みにしたり、小舟を丸ごと食べたりと割と迫力のあるシーンからのラストは少々アレだが、その…なんだ。

まぁエワノフ戦は燃えたからいいじゃないか。それに、電気ショックを与えた時に海からザパァッて上がって来るシーンは迫力あったでしょ。

シャーク・キラー
「目玉の怪物のサメより人間とのバトルの方が熱い展開ってサメ映画としてどうなんですか」

黙れシャーク・キラー!サメが出てて、監督がそれをサメ映画だと言ったら何がどうであろうとサメ映画なんだ!

…しかし、今日まで共に過ごせて楽しかった。数々の意欲作のサメ映画は幾度となくB級映画の鑑賞意欲を沸き立たされてきた。

同じ話題で盛り上がれる友達がいない事が辛かったが、その1つ1つの映画は非常に思い出深く心に刻むことになった。これからもサメ映画は不滅だ。地球が滅ぼうとも、宇宙がすべての終わりを迎えようと、サメ映画だけは確実にこれからも生産されていく。

私は今から、映画メガロドンと共に自爆する。だから皆はサメ星に逃げるんだ。

メタルマン大将
「そこまでだ、残念だったな!」

あ、あなたはエンディングでしか飛行できなかった映画メタルマンのメタルマン大将!

メタルマン大将
「映画メガロドンと自爆するのは私だ。お前たちはサメ星に行くがいい」

最後までメタルマン大将を説得しようとしたが、やっぱり何やかんや引き止められなかったので後は任せた。彼は無事にメガロドンと共に爆破され、悪魔合体してしまった。

そして、後の物語がメガシャークvsメカシャークである(嘘)


……実は本作が割と好きなんだけど、あの前半から後半にかけての人間ドラマはちょっと無理がある気がする。スティーパー大佐とキング大将、スティーパー大佐とリンチ中佐の関係は前半から中盤にかけて回想とかキャラの掘り下げ欲しかった…。

高圧的な態度の直後には意見に対して理解を見せる一面もあるものの、基本的には否定から入るスティーパー大佐が実はリンチ中佐を陰ながら認めていましたって展開が後半から急に始まるのが…。

少し悪ふざけが過ぎた気がするので、この場を借りてお詫び申し上げたい。
本当に申し訳ない。

長くなったが是非ともこの映画を見て欲しい。私はそろそろエンディングなので空を飛行して来る。(シュゴーッ)

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リグニン
パイナポォ(「 ・ω・)「