見守り執筆
こんにちは。こんにちは。
生まれたての言葉は機嫌がいい。生まれたからにはこの子達には幸せになって欲しいのだ。
ある時生まれた反逆児。言葉はやがて家出をしてしまう。朝から一人終電まで鈍行に乗って、行き着いた町で、働いたり恋愛をしたり年をとって死んだりする。
ああ、今もある一つの家出言葉が、冤罪の角で首を括られる寸前に、檻を見物に来た溶接工の末娘と見初め合い、真実の愛を知った、家出冤罪死刑囚の言葉は、渾身の大暴れをした。真実の愛の力なのか、星が滅亡するほどの魔法を繰り出せた。星がなくなってしまっては、娘と楽しく暮らせないので、徒刑場周囲一帯三キロくらいを焼け野原にして、もちろん娘は守り、二人で新しい世界へと旅に出る。
娘の父親の溶接工は死んでしまったので、家出至高の魔法使いの言葉は、申し訳なく思い娘に謝ったのだが、娘は虐待されていたので、全然いいよと許された。
二人の幸せを願うばかりである。