サザエさんの呪いから早く目覚めて

わたしが唱えている陰謀説の一つに(サザエさんの呪い)というのがある
サザエさんって日曜日の夕方なんとなくテレビでついてて、別にファンでもないけど本当に物心ついた頃からテレビでやってるからずっと見てた
そんな人が多いのではないかな?

わたしは本当に数多くの世界中に散らばる日本人女性(20代から70代まで)と日々かなり深いお話をさせていただく
ここで飛び出すトピックスの一つが

わたしは普通の家庭で育ていません....
それを(恥ずべきもの)(隠すべきもの)として

普通でないことを大いに恥に思うという人が多いのだ

でもね

この世には普通の家庭なんて存在しない!

家庭という濃くて密な空間の中で
個人同士が激しくぶつかりあったり
どこか歪んんだ部分があるのは本当に当たり前
逆にかなり歪んでて当たり前なんじゃないかな

自分が生まれ落ちた環境を恥じたり秘密にしたり苦しく思う必要は皆無です!

どうして生まれ落ちた環境を普通じゃないと思うんだろうって思った時に行き当たったのが(サザエさん)だった
日本国民が普通に見てる番組
サザエさん家庭では問題といえば
カツオが宿題をしないという程度で
(金銭問題)も(家族の健康問題)も全く出てこない
これが(普通の家族)の雛型なんだ
幼い子供だったらあの番組を見てそう刷り込まれていくのは当たり前。そこから(普通の家庭コンプレックス)が生まれるんじゃないかな?

イギリスに来て驚いたのが、(家族が複雑なのは当たり前)という大前提があること
ロンドンでかかりつけの病院に登録する時に問診で(自分の親とまだコンタクトを取っているか?)という項目があった

20代で若くてウブだった私は
えっ!
親と連絡取らない人っているんですか?
って思わず聞き返したら
女医さんの方が逆にビックリしていた

親とのコンタクトを断ち切る人はイギリスには意外に多く、急病などの時に間違って親に連絡しない様にこの病院では新規の患者には必ず確認する項目なのだという....


イタリアの休暇中に娘達にドン引きされた事件が起こった!

というのはわたしはネットフリックスのハートストッパーというイギリスが舞台のドラマの大・大・大ファンだから
なぜこのドラマが大好きかというのはまたいつか書かせてね!
そしてこのドラマのセカンドシーズンが我が家のイタリア休暇中にリリースされるというのよ

我が家ではテイーンドラマはわたしと娘たちと一緒に見る
ママ!セカンドシーズンは休暇から帰ったら三人で見ようね

ってお約束してたのに

アタシったら我慢出来ずに
オホホ...
こっそり娘がビーチに行ってる間に見始めたのがバレてしまったのよ
オホホ(冷や汗)

散々、娘に怒られた52歳 ぐすん

でね、イタリアではリモコンを取り上げられて
自宅に帰ってから鼻の穴膨らませてセカンドシーズン一気に見たわよ

そしてこのセカンドシーズンでは歪な家族関係がいっぱい出てくるの!
主人公はうちの長女と同世代の15-16歳
思春期真っ盛りの子が親とリアルにぶつかる様
どう考えても不条理な親(でも、私的にはこう行動せざる得ない親の言い分もわかるなあ)に泣かされる子

兄弟間でのイジメ

子供の人生に全く興味のない親
子供を自分の思い通りにしようとする親
などなどね

理解のある母なんて英国の国宝級である大女優のオリビアコールマンのパートだけよ!

たっぷり色んなリアルな完璧ではない親が出てくる!

そりゃあそうっすよ
親だって所詮、完璧ではない人間だからね
まさにテイーンの思春期のホルモンムンムン時期と親側の更年期のホルモンムンムン時期が体当たりする時期ですもの....色々あるわな...

あなたがどんな家に生まれ様がどんな育ち方をしようが...
そこを恥じる必要がゼロ
逆に腹を割って話してみたら意外にみみんなそれぞれ背負っているものがあるんだよね
大人になるっていうことはどんどん自分の価値観を深めて生きても良いということ
どうか自分を(普通の枠)に収めよう
そんな風に思わないで
(親の価値観)を否定するのは親に対する裏切りでも、親を愛していないことにもつながならい
もっと自分の価値観を自由に想像できる
それが大人になる醍醐味だと真剣に思う

子育てって本当に不条理です
ほな、どないせいねん...
なんですよね

『上手に価値観を書き換える方法』割とここ最近おんなじテーマで話す事が多いのでブログにもシェアさて、わたしはイギリスで英語を話す二人の女の子を育てています。英語は問題ないけれどわたしは昭和生ま…

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始めまして 喜花(キカ)です 南ロンドンで鍼灸、漢方、カウンセリング専門のクリニックを経営しています。愛する東洋哲学、東洋的な身体、精神との付き合い方、イギリスで長く生活するコツなどを綴ってます