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【スペインのタイヨウ#08】新環境で活躍するために最も必要なこと
Hola! Mi nombre es TaiyoKoike.( 僕の名前は小池太陽です。)スペインのバスク地方でサッカー指導者として成長するために留学しています。その中で感じたことを日記がわりに書いてます。
僕の記事を読んでくれている友達に、関西弁じゃ方がええんちゃん?って言われました。ちょっとどないしよか迷っとんねん。
新環境でまず何をすべきか
まずこれは、基本当てはまりますが、自分がどんな状況なのかにもよると思います。自分から望んでその環境に行ったのか。招待されてその環境に行ったのか。何を求められてるのかなどなど。っていううえで話を。学校、サッカーチーム、仕事などなど。
結論、まず新環境では、「信頼関係を構築すること」が大事だと思います。信頼されていない人から何を言われても聞き入れてもらえないです。じゃあ、信頼関係を構築するにはどうすればいいのか。まずは、「知ること、馴染むこと」と思います。とにかく知る、馴染む。
その環境の文化、特徴、雰囲気、そこにいる人たちのこと、いろんなことをとにかく知る。知って知って知ることが大事だと思います。新環境に行くと、活躍したい、自分のことアピールしたいととても思いますし、認められたいと思いますが、まずは知ること。知らないと何もできないし、何かしたとしてもそれがその環境に対して適切な価値を提供できないと思います。逆に知ることで、雑談ができたりなど相手との信頼関係を築きやすくなります。
そして馴染むこと。知ってからと言うよりは、知りながら馴染むことです。まだ信頼を得られてないときは、周りからしたら誰やねん!っていう奴です。その環境には今まで築かれてきた文化や空気感、決まりがあります。その中に新しく入ってきた、誰やねん!さんが、求められてもないのに意見したり出しゃばったりしたところで、より誰やねん!となるだけですし、信頼がまだ得られてない状況で何を言っても受け入れてもらえないと思います。例えば、自分のことをよく知ってる人が「A」って言うのと、何も知らない人が「A」って言うのでは、言葉の重みとか信用度、感じ方がまるで違うことでしょう。
そして、そうやって知ることでその新環境のことが分かって、徐々に打ち解けたり、徐々に相手から必要とされていく。そういった少しのことから徐々に信頼されていき、仕事であればより重要なことが任されたりすると思います。初めから自分のことを知ってもらおうなんておこがましい、初めから大活躍してなんてなかなか上手くいかない。まずは自分が新環境のことを知ってから。信頼を得られるようになれば、自然と自分の長所を出したり、その環境の中で自分の色を出すことができるようになります。
「信頼関係の構築」=「知ること、馴染むこと」これが、新環境でまずすべきことで、ひいてはそれが自分の活躍につながると思います。
上手くいかなかった過去
いくつか実体験を。まずは、中学時代のクラブチーム。12歳のとき、ここを1年と経たずに辞めました。理由はいじめです。なんか「理由はいじめです。」ってめちゃ重く見えますが、厳密には、いじめによってサッカー自体が楽しくなくなりました。
いじめと言っても、無視される、練習中パスが回ってこない、ご飯を捨てられるぐらいです。僕がひねくれているのは、こういう経験からでしょうか。それはいいんですが、今回話したいのはなぜいじめられたか。人間関係が上手くいかなかったか。
おそらくですが、第一印象が良くなかったのはあると思います。初めての試合で、まだ誰が誰かも分からないときに、偉そうに指示したり、アピールしたくて自己中なプレーを連発してました。確かにあのときはひどかったです。でもこれに気づいたのは最近の話です。あ、もちろんいじめはいけません。
二つ目は初めて指導者をさせてもらった高校卒業したてのときです。僕が学びたくて自分からお願いして入れてもらったのに、何も知ろうとせず、自分の思い通りにならないと不満げ、そのくせ意見は一丁前に言います。はい、やばいやつです。高校卒業して、まだそんなことも分かっていませんでした。ここで初めて、まずは信頼関係を築くのが大事ということを学びました。
なのに次は、スペインです。お前、そろそろ学べ。頭には「信頼関係、仲良くなること」っていう考えがありました。とあるチームで、海外やしとにかくフレンドリーに接しよう、そうすれば仲良くしてくれると思ってましたし、とにかく学びたいから、まずはなんでも取り入れよう。でもこれも良く考えれば、自分のことしか考えていませんでした。
フレンドリーに接するは、そうすることで自分を認識してもらおう、学ぶことは大事、でもそこに意識が行きすぎて「自分はこのチームに対して何ができるか」は全く考えていませんでした。「信頼関係の構築=知ってもらうよりまず知ること」と、やっと気づきました。大事なのは、まず相手のことを考えること、まずは自分が相手のために行動すること。長い時間がかかりました。ひとつ成長することが出来て良かったです。
失敗を書いていくのは、なかなかに恥ずかしいですね。
最後に
今回は「新環境で活躍するために最も必要なこと」を書きました。大事なのは、「信頼関係の構築」つまりは、「知ること、馴染むこと」「まず相手のことを考える」ということです。ついつい自分のことを知ってもらおう、アピールしようとしてしまいますが、気をつける必要があります。
海外と日本で距離感は違えど、人間関係の根底の部分はあまり変わらないことを留学して知りました。いじめを含め、様々な経験をしてきて良かったですし、留学できたことは何にも変え難い財産になっています。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!Muchas gracias!