ミリ11thライブに杏奈フラスタを出しました
はじめに
今回、『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 11thLIVE DAY2 百合咲き誇るレムリア』にご出演される夏川椎菜さん、望月杏奈さんにフラワースタンドをお贈りしました。
周知の通り、11thライブは開催延期となってしまいました。
お花をこの目で直接見ることが叶わなかったこと、協賛してくださった方々やライブ現地参加者の方々に見て頂けなかったこと、とても残念に思います。
せめて夏川さんに見て頂けたことを願うばかりです。
このnoteでは、今回のフラスタのデザインに関して、試行錯誤した点、表向きには話していない話などを書こうと思っています。
以前、10th Act-4のライブで主催したフラスタではこういったものはnoteに纏めていませんでしたが、今回書き留めておこうと決めた理由が二つあります。
参加者の方が現地で見られなかった分、このフラワースタンドに込めた想いの解像度を高めてほしかったため。
来たる11thライブで主催するフラスタ企画のための備忘。
杏奈と百合子の『物語』
以前、フラスタのデザインラフを公開しましたが、デザインに込めた想いは大方こちらに記載してる通りで、デザインのテーマは「百合子の主演公演のお祝いパーティー」みたいな感じです。
SSR「クリスマス・ミッション 望月杏奈」のカードイラストをベースにしており、クラッカーからお花が飛び出ている様子をメインのモチーフにしました。
「主演」といえば、3rdツアーライブのダブルリーダー制が想起されるかと思います。
その中で杏奈と百合子はダブルリーダーとして仙台公演を率い、二人のデュエット曲である「成長Chu→LOVER!!」のミリシタ内イベントコミュでは二人が支え合い公演を成功させる様子が描かれていました。
後にミリオンフェスにて追加されたクリスマス公演のコミュでもそれは同じことです。
そんな経験を積んできた二人のうち、百合子が11thライブで主演を務めると決まったら杏奈はきっと最大限のお祝いの気持ちを百合子に届けるでしょう。
その気持ちの大きさを象徴するモノとして、上記のSSRのカードイラストから巨大なクラッカーを再現しようという考えに至りました。
そして、今回は二人でなく百合子だけの主演であるものの、あの時のクリスマス公演のように二人でクラッカーの紐を引いてほしいという想いから、杏奈と百合子の二人に紐を引いてもらうような構成にしています。
ここまでのデザインの根幹の話を踏まえて、フラワースタンド内の各小物についても少し掘り下げます。
イラストパネル
前回のフラスタ企画に引き続き、イラストパネルはそーりゅうさん(@ofneko_005)に描いて頂きました。
イラストだけでなくフラスタ自体のデザイン案の相談にも乗ってくださり、とってもお世話になりました。
イラストパネルは杏奈と百合子、二人ともクラッカーの紐を持ち、クラッカーの弾けるさまを見ているようなポーズで描いて頂いてます。
主演公演制という新たな試みに向けて胸躍らせるような、ワクワクしている表情でお願いしました。
あくまで杏奈が主体のフラワースタンドなので杏奈のパネルを大きく、百合子はデフォルメで描いてもらっています。
写真を見ての通り、途中から実際の紐をクラッカーまで繋げています。
(下の画像では杏奈の手元で紐が絡まっていますが、このnoteの冒頭のツイートの画像が想定していた状態のものです。)
近くから撮った写真でも違和感なく紐がパネルに接着されており、お花屋さんの確かな技術力を感じます。
余談ですが、百合子のパネルの横には公演名に合わせて百合の花を意図的に配置してもらいました。
プレゼントボックス
百合子のパネルの横にあるプレゼントボックスは、ミリオンフェスにて二人がカバーした楽曲「Large Size Party」のMV中に登場するボックス、そしてその中身にルーレットで現れる花束を再現しています。
フラスタのテーマになっているパーティーでは杏奈から百合子へのプレゼントとして花束を贈ったりするのかな~という気持ちで再現しました。
下のようなぬいぐるみを作ってもいいな~とか思ってましたが技術不足のため断念。
協賛者パネル
ウェルカムボード(パーティーによく置かれる黒板アートのようなもの)をモチーフにした、企画に参加頂いた皆様のお名前を掲載するパネルです。
夏川さんと杏奈の名前の背景は紫のドット絵っぽいデザインにしており、その横の公演名の背景には百合の花、そして黄色いマフラーを描きました。
黄色いマフラーは、ミリオンフェスのSSR「幸せはラージサイズで 七尾百合子」にて杏奈から百合子へプレゼントした黄色い毛糸のマフラーをイメージしています。
クラッカーの紐にわざわざ黄色い毛糸を使っているのも同じ発想元だったりします。(元SSRのクラッカーの紐はその役割とは別に杏奈と百合子の気持ちを繋げる糸のメタファーだと思ってます。勝手に)
またまた余談ですが、元々はこのパネルに「祝 ご出演」とは書いておらず、当初のデザインではその代わりに下のパネルを追加で使用する予定でした。
ただ高さ制限の制約だったり、フラスタ全体のデザインにまとまりが無くなる気がしたり、そもそも下のパネルのデザインが気にくわないといった理由で「祝 ご出演」の文言だけ協賛者パネルに吸収して、このパネルは廃棄しました。
でもこの文字だけ浮き出てるパネルデザインはいつか使いたい。
(補足ですが、このパネルの印刷費は溜まってたポイントで払ったので収支には計上してません。)
巨大クラッカー
正直今回のデザインで一番不安かつ大変だった部分でした。
フラスタの画像を見てもらえれば分かるかと思いますが、中が空洞の角錐にお花を入れる形でクラッカーからお花が飛び出す様子を再現しています。
今回、その角錐は段ボールを使用して作成し、花を生けることになるので撥水性のある金スプレーで塗装しました。
(最終的にはクラッカー内は造花を使うことになったので撥水性は不要でした。)
巨大な板段ボール複数枚を長さ測って切って貼っての繰り返しで思ったより重労働だったのを覚えてます。
画像で見るととてつもないハリボテ感ですが、塗装すると意外とマシになります。
11thライブに向けて
当然ですが、11thライブが再演されるまでこのフラワースタンドを残しておくことはできないので、その時には再度企画してお花屋さんへ依頼する必要があります。
その際に、延期前の11thライブに向けてどういった想いを込めてフラワースタンドをデザインしていたのかを思い返せるようにしておきたかったというのがこのnoteを書いている2つ目の理由です。
11thライブの再演で夏川さんが出演される際には、今回とはまた違ったデザインでフラワースタンドを企画する予定なので楽しみにしていてください!
今のところは、11thで披露予定だったであろう百合子の新しいソロ曲『君と同じ物語』の個人的な解釈を踏まえた
杏奈と百合子の物語が重なった瞬間(=二人の出会い)の刹那性
杏奈自身の物語における未来の自分との出会い
とかをテーマにしたいな~と思ってます。
おわりに
夏川椎菜さん・望月杏奈さんへのフラワースタンド企画に参加してくださった皆様や関係者の皆様、本当にありがとうございました。
このnoteでフラスタに込めた想いが少しでも伝われば幸いです。
今回、フラワー・ジョワ様にフラワースタンドを作成して頂き、細かい要望も真摯に耳を傾けてくださったおかげで素敵なフラスタが実現できたと思います。
今回のフラスタを見ることは叶いませんでしたが、再演のときにもっと素敵で、もっと想いの詰まったフラスタを贈ることがフラワースタンドのいち企画者として全うすべき使命だと思っています。
というか、そうする他ありません。
最後にここまで読んでくださりありがとうございました。
私の企画を見かけたらそっと詳細を見に来てくれると嬉しいです。
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