キャラなり!アミュレットエコノミクス
やっほ
節約してるかい?
「なかなか節約ができなくて困ってます><」
「遊びに行くとついつい色んなものを買っちゃって…」
などの悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
で・す・が
日常にあるものを利用するだけで、簡単に衝動買いを減らすことができます。
それはずばり、カバンの中にぬいぐるみを忍び込ませることです☆
カバンのぬいぐるみが節約に繋がるメカニズムはいたってシンプル!
カバンの空き容量をぬいぐるみで占領させればよいのです!
すると、カバンに入らないモノを買うことが減ります☆
「別にぬいぐるみじゃなくてもいいじゃん」と思われるかもしれません。
しかしぬいぐるみを大量の荷物と一緒に持ち歩くと、形状に影響を与えかねません。
「これ以上買っちゃったらぬいぐるみが可哀そうかも…」
という意識が働き、買い物をする際によく考える癖がつくようになります☆
このマインドのおかげで総合スーパーで5000円ぐらいの無駄に多機能な調理器具を衝動買いせずに済みました☆
お買い物するときは計画的に☆
それでは!
えー、皆様に断っておきたいことがあります。
私はファンシー系美少女でもなければ、KAWAIIに憧れるギャップ萌え美人でもありません。
また少年の心を持つ瑞々しい青年というのは全くの見当違いですし、高身長サラサラ髪インテリユーモアお兄さんから点対称の地点にいる存在です。
私の原型<アーキタイプ>は根暗ド滑り童貞キモオタ異常成人男性です。
以下の部分についてはそれらを踏まえたうえで読んでいただければと思います。
まず先日。私はらしんばんに立ち寄りました。
サブカルの蜜をキモオタの体温で温めて蒸気にし、日本中にばらまいている場所です。
悲しいかな。私は無意識のうちに成人向け同人誌コーナーへと歩き出してしまいました。
今思うと、そのときの私はまるで昆虫の「カマキリ」のようだったかもしれません。
カマキリの気質については故事成語『蟷螂之斧』で「進むを知りて却くを知らず」と言及されています。実際その時の私は既に成人向けコーナーから離れるという発想ではありませんでした。
また「外見は内面の一番外側」という桐生つかさ氏の言葉通り、私の見た目もまたカマキリに近づいておりました。
私は指を鎌のように曲げ、カマキリが手を振るように、立てかけてあったサキュバス本の束を漁っていた次第です。
そして4冊ほど手元にキープした後のことでした。
「そういえば今現金どれだけあるっけ?」
自分ルールなのですが、私はエッチな買い物をするときは基本的に現金を使うようにしています。
というのも、クレカの履歴などにスケベなものを買った痕跡が残るのを避けたいという思いがありました。たとえJANコードが登録されていない同人誌であってもです。
というわけで私は財布の所持金を推定するため、その日、何にお金を使ったかを思い起こしました。
現金しか使えない中華屋の青椒肉絲、900円
自販機で買った缶コーヒー 130円
クレーンゲームで取ったあむちゃん(しゅごキャラ)のぬいぐるみ、約4000円
「あ!!!カバンにあむちゃんおる!!!!!」
あむちゃんと成人向け同人誌を同じカバンにいれるのは決して許される行為ではありません。極刑です。
私は静かに同人誌達を元のコーナーに戻していきました。なるべく四肢を柔らかくし、そして音を立てないように。
私は前髪を払いながら店を後にすることにしました。
紫色の秋空の下に立つと、少しだけ背が伸びた気がします。
「帰るか」
根暗ド滑り童貞キモオタ異常カマキリの私でも、何とかホモ=エコノミクスの形を保っている要因の一つはぬいぐるみのおかげかもしれません。
新しい生活を控えた皆様へ。
社会に適合できるか不安でしょうか。
生活費通りの生活を送れるのか不安でしょうか。
生きてる限り石ころだらけでしょうか?
心配いりません。
社会に出よう、ぬいぐるみと一緒に。
終わりったら終わり