「おやつ」が趣味のズボラ女が提案する、気軽にできる市販のおやつの楽しみ方
突然ですが、私の趣味は「おやつ」です。毎日のようにおやつのパッケージをにやにやしながら眺め、iPhoneでおやつの写真を撮り、おやつフォルダに保存してから、じっくりと頂いています。
太陽の光が部屋にさしこむ様子を眺めるのが好きなので、最近はテーブル上や窓辺でおやつに日向ぼっこさせて写真を撮り、#陽光を浴びるおやつ という自分だけのためのハッシュタグをつけてTwitterに投稿する真剣な遊びもしています。
好きなモノ×好きなモノの組み合わせに勝るものはありません。めちゃめちゃ楽しいです。
私が嬉々として食べているおやつの多くは、スーパーやコンビニで手軽に買える市販のお菓子やフルーツ。かんたんに手に入り、おいしく、懐かしい市販のおやつを味方につけると、リモートワークやおうち篭りの楽しさが倍増します。
(チロルチョコ27個入りパック。毎回、打線を考えて並べる遊びをしています)
(存在だけで部屋を明るくしてくれる苺。麗しい赤はインテリアにもなりますね)
おやつを食べ続けるうちにわかってきた、おやつを無理なく・美味しく・楽しく食べるコツを紹介します。
1.直感で選ぶ
おやつを買うときは直感で食べたいものを選びます。「これ、この前も買ったから…」「こっちのほうがコスパいいから…」といった邪念は追い払い、第一印象で純粋に、心から自分が食べたいと思ったものを選びます。
(みんな大好きチョコパイ)
(ふくらみに夢が詰まってる煎餅)
妥協したり「食べたい!」以外の気持ちを加味したりすると、せっかく買っても食べるときのワクワク感や満足度が下がることがわかってきました。市販のおやつであれば、価格の差は数十円、最大でも100円くらい。あまり余計な心配はせずに「これ!」と思ったものを買う勢いと潔さが大切です。
外に出られず、いろいろな我慢をしながら生活している人が多いのではないかと思います。お菓子選びくらいは、我慢せず、自分にうそをつかず、心が向く方向に素直に従うと、おやつ時間がより充実します。
2.飲み物を用意する
おやつと飲み物はセットです。コーヒーや紅茶を淹れるときもありますが、私はズボラであり、しかも最近カフェインが効きすぎる体質だとわかってきたことから、自分ひとりのときはお湯を沸かせば最低限OK。ハードルを低くしています。
スティック状のカフェラテを飲むときもあれば、白湯のまま飲むときもあります。白湯はおやつの味をそのまま楽しめるところが好きです。
丁寧夫が紅茶にハマっているため、土日はそちらに便乗することもあります。ときどき本気を出すのもいいかもしれません。
(ロンネフェルトの紅茶で作ったロイヤルミルクティー。とくに「アイリッシュモルト」は甘いウイスキーの香りと茶葉のこうばしい香りが癒し効果抜群です。トイレの芳香剤としても使い始めました)
3.小さくても、安くても、器に盛る
よほど時間がないときや面倒なとき以外は、おやつを器にのせるようにしています。どれだけ小さくても、どれだけ安くても、器にのせるだけで「今から食べるんだ」という実感につながり、一粒一粒、一口一口を大事に食べられる気がします。
※ポテチなど、袋から直接バリバリいく例外もあります。
器選びも、おやつを食べるときの一つの楽しみです。たとえばチョコレートの場合は白いお皿、明るい色のお菓子はシックな色のお皿、カラフルなお菓子は無地のお皿、高級感を醸し出したいときは大きめのお皿、といった具合に、おやつが映えるように、自分が気持ちよく食べられるように器を選びます。
私は決して「器好き」や「器マニア」ではありません。小皿は4枚しか持っていないし、ヤマザキ春のパン祭りの地道なシール集めによって獲得したお皿も長年大事に活用しています。
器にこだわることも暮らしを豊かにする姿勢として素敵ですし、とても奥深く楽しそうな趣味だなあと思うのですが、まずは無理せず、背伸びしすぎずに、できる範囲で気軽に楽しむことが大切なんじゃないかな、と考えています。
たまたま惹かれるものがあれば買う。無理はしない。そのくらいのテンション。
有名店のスイーツやちょっといいお皿は、たまーーにでいい、いや、たまーーにのほうがよろこびが爆発する、というのが持論です。
(とはいえ、開拓したい分野ではある。
4.食べるまえに、よく眺める
2番にのせたTweetの通り、食べるまえには、お菓子をじっくりと眺めます。おやつは味だけでなく、ビジュアルもおいしいものです。可愛らしい色や柄、フォルムを十分に目に焼きつけて味わうことで、幸福感や満腹感がアップします。このとき一緒に香りも味わうとますます満たされます。
(陽光を浴びる桜餅チロル。はあ〜可愛い)
私はおやつの記録をつけるために写真を撮っていますが、これは「眺める」の延長です。うつくしいおやつたちで写真フォルダをいっぱいにし、あとから眺めて再び幸せな気持ちを味わっています。
(何度見返しても心温まるわらび餅)
おやつは食べるまえも、食べているあいだも、食べたあとも、楽しめるのです。
5.すべて忘れて、とにかく楽しむ
食べている間は、基本的に何も考えません。仕事のことも、家事のことも、世の中のことも考えません。食べ物に詳しい方は、原材料や舌触りや香りについてくわしく分析するのかもしれませんが、少なくとも私は難しいことは一切考えません。
おやつを食べているとき、私は自由です。あなたは自由です。すべてのものから解き放たれています。
懐かしのおやつを食べながら幼少時代を思い出すとか、「チョコの香り最高〜〜〜!!!」「これうまっ!!!」って叫ぶとかはどんどんやりましょう。
(↑お菓子の名前で言葉遊びをするのも楽しい)
(↑お菓子の名前で言葉遊びをするのも楽しい2。想起されるものとのコラボもよき。このときは『エリーゼのために』をyoutubeで流した。)
リビングの家具や花、好きな本と並べて撮影したり、おやつを掲げて夕陽に照らされる姿を拝んだりもします。机やカーテン、壁、窓の外。背景をどんどん変えて眺めることもあります。
これらは何かを考察するための行動でなく、うつくしいものを見たい、好きなもの同士をコラボさせたい、という純粋な衝動と欲求からくる行動です。
真面目なことを考えるのは、目の前のおやつを一通り楽しんでからで大丈夫。
全力でだらだらしたり、全力で「私は一体何をしているんだろう?」と思うほど意味のなさそうなことをしたり、無駄そうな写真を撮りまくったりすることにこそ、大きな意味があるのです。
おやつの時間は、あなたのものです。
以上、気軽にできる私流おやつの楽しみ方でした。おうち時間を、好きなおやつで彩ってみてください。おすすめの楽しみ方があれば、ぜひ教えてね。