Azure OpenAIを試してみた①
Azure OpenAI Serviceは、Microsoft Azureが提供するOpenAI APIのパワフルなラッパーです。このサービスを使えば、OpenAIの先進的なAIモデルをAzureのセキュリティと管理機能と組み合わせて利用できます。今日は、このサービスを使用してPythonでチャットボットを作る方法を紹介します。
ステップ1: Azure OpenAIリソースの作成
まずは、Azureポータルにログインしましょう。そして、「リソースの作成」ボタンをクリックし、「AI + Machine Learning」カテゴリから「OpenAI Service」を選択します。必要な設定を行い、「レビュー + 作成」を経てリソースを作成します。これで、Azureの世界でOpenAIを使う準備が整いました。
ステップ2: APIキーの取得
リソースが作成されたら、「キーとエンドポイント」セクションに移動し、APIキーをコピーします。このキーが、APIにアクセスするための鍵となります。
ステップ3: Pythonコードの準備
次に、Pythonコードを少し変更して、AzureのAPIキーを使用するようにします。以下のコードスニペットを見てください。
import openai
# Azure OpenAIのAPIキーとエンドポイントを設定
openai.api_key = "your_azure_openai_api_key"
endpoint = "your_azure_openai_endpoint"
# GPT-3.5-turboモデルを使用して質問に回答
response = openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "system", "content": "You are a helpful assistant."},
{"role": "user", "content": "自己紹介してください。"}
],
temperature=0,
api_base=endpoint # Azure OpenAIのエンドポイントを指定
)
print(response["choices"][0]["message"]["content"])
このコードは、Azure OpenAI Serviceを使用してGPT-3.5-turboモデルに質問を送り、その回答を取得します。`your_azure_openai_api_key`と`your_azure_openai_endpoint`を実際の値に置き換えてください。
ステップ4: ライブラリのインストール
最後に、`openai`ライブラリをインストールします。このライブラリが、Azure OpenAI Serviceとの橋渡しをしてくれます。
pip install --quiet openai
これで、Azure OpenAI Serviceを使用してPythonでチャットボットを作る準備が整いました。このプロセスを通じて、Azureのセキュリティと管理機能を活用しながら、OpenAIの強力なAIモデルを使ってみましょう。