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#002 『おむすびころりん』のテーマソングにしたい曲が見つかりました ( 長谷川白紙 / 口の花火 )

やっほ。キイテミです。
「これ、聴いてみ?」のノリでおすすめの音楽を紹介します。

きょう紹介するのは、大注目のアーティスト長谷川白紙の新曲『口の花火』です。

この曲は、日本昔ばなしの『おむすびころりん』のテーマソングに選びたい曲ナンバーワンです。今のところ。

それは、どういう意味なのか、最後まで読めばわかるはずです。


わっけがわからん

まず、#002でこの曲を紹介するのって早すぎやしないだろうか、と少し悩みました。というのも、「わっけがわからん」からです。

わからん、とか、わかんねーな、じゃないです。
まじでわっけがわからん。

イントロも、リリックもコーラスもナゾだらけ。
とりあえず聴いてみてくれ、としか言えません。

でもそれじゃつまらないので、ほんのちょっと深掘りして、魅力を解説していこうと思います。

イントロのナゾ

まず、曲の長さがどんどん短くなっているこの時代に、全体で4分をこえる長さっていうのがトガッてていいです。好きです。

トレンド? 知らねー。
やりたいことやるだけですわ、って感じ。

しかも、なんとこの『口の花火』はイントロだけで45秒

イントロが45秒はめずらしい

イントロのビートもめずらしくて、「タンタン・タカタ」のリズムをくりかえします。まるで楽器隊のパレードがやってくるときのような高揚感を感じられる、すんごいイントロです。

その「タンタン・タカタ」のテンポも心地よいはやさです。
パレードはパレードでも、小動物のパレードのような。

これはもう言葉ではあらわせないので、とりあえず聴いてほしい。聴くしかない。

リリックのナゾ

本当はここでリリックを紹介しようかと思っていたのですが、やめました。前評判なしに、この「わっけのわからなさ」を楽しんでほしい。

ちなみに最初は「死腔(しくう)」という言葉から始まります。
こんなの人類史上初なのでは?
ってか、死腔ってなんだろう。

死腔(しくう、英:dead space)とは気道において血液とガス交換を行わないガスの導管部を占める領域。

ウィキペディアより抜粋

なーんにも考えずに、頭を空っぽにして聴くほうがこの曲を楽しめるような気がします。

そして、気になる人はYouTubeの字幕をオンにしてみてください。あたらしい発見があると思います。

コーラスのナゾ

ネズミが歌ってる?
それが最初にコーラスの声を聴いたときの印象でした。

ふざけてるわけじゃないですよ。
本当にそう聴こえたんです。

厳密に言えば、小さな生き物がぺちゃくちゃとごきげんに喋っているように聴こえました。

イントロが小動物のパレードのようだ、と書きましたが、「ネズミが列をなしてパレードをしている」、

ネズミのパレードのイメージ図

おむすびころりん

こうなったらもう、『おむすびころりん』でおじいさんがおむすびを落としたときに、穴の奥から聴こえてきてほしい。

上から降ってきたおむすびに狂喜乱舞して、ネズミたちがパレードをしているときの曲。そう考えると、この「わっけのわからなさ」もしっくりくるような気がします。

これはもう、『おむすびころりん』のテーマソング決定でいいんじゃないでしょうか。いいよね?

日本昔ばなしでは、おじいさんはネズミたちの声をもう一度聴きたくなって、わざとおむすびを落とします。おむすびは2こしかないのに、です。

2こも落とすなんて、わざととしか思えない

「雪見だいふくって2こしかないから、1こちょうだいって言われるとキレそうになるわー」みたいな、使い古されたあるあるをわたしたちが言っているあいだに、おじいさんはおむすびをぜーんぶ穴にぶっ込んでしまうわけです。それくらい、ネズミの声には中毒性があったということでしょう。

この『口の花火』もそれとおなじです。

一度聴いたら、「わかりたく」なってもう一度再生してしまう。そうしているうちに、とっくにこの曲のとりこになっています。

まとめ

きょうは抽象的な話が多くなってしまいました。
どうでしたか。
少しでも魅力が伝わっていたらいいのですが。

ぜひあなたも『おむすびころりん』のおじいさんになって、ひとつおむすびを落としてみましょう。

再生ボタンという名のおむすびを落とそう

おにぎりは三角
そういえば、YouTubeの再生ボタンも三角でしたよね。

よかったら、これキイテミ。
それじゃ、また。


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