翻訳本を出版する③概算見積-2印刷について

前回の記事で、

①翻訳②ライセンス契約金③印刷代④レイアウト校正⑤文章校正⑥文章校閲

が必要だと書きました。

③印刷代について。今回は書き留めておきます。

印刷代には二種類。

オンデマンドプリントとオフセットプリントです。

前者は言わばデジタル、後者は版を作って職人さんが調整しながら出力するいわばアナログです。

オンデマンド
・安い/早い
・色調整が出来ない
・少量の印刷から可能
・横から見ると印刷面がフラットで見えない

オフセット
・色調整が出来る
・横からみても印刷している内容がしっかり焼き付いている
・見る人が見ればクオリティが高いことは一目瞭然
・費用が高い。300冊以上でようやく割高感がなくなってくる

価格は300冊までなら私の場合、オフセットはオンデマンドに比べると約2倍の金額でした。

これでは出版しても真っ赤。。。

たまたま、オンデマンドの印刷会社の方が知り合いの知り合いだったため、色調整は何度も重ねてくれて、かなりいい感じの仕上がりになることを確認させてもらうことはできましたが、基本的にそんな親切な会社はほとんどないです。というのも、印刷する機械が同じ型番でも、気温やその他いろんな条件によって、色がバラバラになるのが当たり前なので、そんな調整はしてくれません。


結局、クオリティが高いものを作りたい気持ちがどんどん増してくるので、私は上記がようやく交錯する500冊に決めて、ほんの少しだけプラスにできる冊数にしました。