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向けられた優しさから優しくなれる学びを得る。


夫は私の気持ちを痛い程汲んでくれる。
こんな人が居るんだろうか。
夫に出会えた私は本当に幸せ者だ。

でもこれを夫に伝えようなら
「その言葉を文章にして居間のよく見える所に貼っておいて欲しい。喧嘩中に私の助けになります。」
って言われると思うのでnoteにだけ綴るのだ。
お互いにアラフォーにもなると純粋さだけでは生きていけないのだ。

それはさておき、言葉の節々に優しさが伝わる。
私がたまに溢す悩みを忘れないでいてくれて一緒に考えてくれる。

母をこのまま日本に一人きりにしても良いのだろうか?
でももし私達夫婦が日本に永住したら次は息子と離ればなれになる。
胸がぎゅっとする。
息子はドイツが大好きだと日々言ってるし、親子は共同体ではないから。
将来どうなるかなんて分からないけど、息子の気持ちを尊重したい。
それに難民でもない私が母をドイツに呼び寄せるには沢山の問題も残っている。 

でも本当は、家族みんなで一緒に居れたら…
なんて想いが溢れてきます。

夫は親兄弟ともうずっと連絡を取っていません。

何度も歩み寄ったけど、落胆するだけだからと。
夫は、私と息子と私の母親だけが家族だと言いきる。

私はこの気持ちが痛い程分かる。
私も父親とはそうやって縁が切れた。
あまりにも興味を持ってもらえなくて。

でも夫は泣き言を言わないし、今が人生でいちばん幸せだと言ってくれます。
私もそうです。

心の優しい夫。

そして私の母親は本当に穏やかな人。
お母さんっていうマスコットなんじゃないかってぐらいいつもにこにこしている。
でも優しく出来るのは心が強い証拠なんだって私は知ってる。

夫と私の母親。
優しさを向け合える安全な関係。

私はやっぱり感謝を忘れてはいけないなと、更に思いました。
でも夫の為のゲームコレクションの棚とゆったり座れる椅子を家計費から絞り出して買ったのも、恩義せがましく思ったら駄目だなとIKEAの空間で思ったのは内緒です。


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きいろ
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