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受けた優しさを次の世代にお返ししたい。


働いてるパン屋さんの日曜日は開店作業の6時から閉店時間の11時まで一人勤務です。
今週の日曜日は新人ちゃんが初めて一人で日曜出勤する日でした。
不安ながらに何かあったらお電話しても良いですか?と言われてたので連絡をもらってからすぐに駆けつけました。

お店に着いたら殆どのパンが半数以下になっていて、この日はドイツの選挙日だったので選挙に行く前のお客さん達が殺到したんだと思います。
選挙日だとすっかり忘れていた自分を責めたい。
そんな大変な日に新人ちゃんを一人にさせてしまって本当に心細かったと思います。

ようやくお客さんの波がひいて片付けをしていたら新人ちゃんが10ユーロ札を私に差し出してきました。
お礼に、だそうです。

もう、本当に本当にそんな事を考えなくていいのにね。

彼女は24歳です。
私よりも15歳も年下だし、なんなら頑張ったら産める年齢です。
私も若い頃、今よりも能力不足で不器用で色々と仕事で迷惑をかけました。
だからアラフォーになった今、あの頃にたくさん助けてくれた先輩方のように優しくありたいと思いました。

自分より年齢が年下の方々からも学べる事がたくさんあります。
自分が受けてきた人の優しさをお返ししていきたい。

毎日ぐんぐんと仕事を覚えていってくれてる新人ちゃんに感謝です。
新人ちゃん達と一緒に居心地の良い職場にしていけたらいいなと思います。

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きいろ
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