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運営費って何か

〈居場所〉を運営するのって
お金かかるんですよ。

・家賃
・人件費
・その他もろもろ

私は学校に行かない小中高生の居場所を運営するNPO法人の理事長をしています。
こちらのホームページをご覧いただけますと
嬉しいです。

こちらのNPO法人を運営するにあたり
活動に賛同してくれる人に会員になってもらい
活動資金に充てています。

場を運営するのに〈無人〉というわけには
いきませんから、1人スタッフが
木曜日、金曜日にはいます。
スタッフには神奈川県の最低賃金の時給で
清掃、お茶会の準備、庭の草抜き、本のメンテナンス、オンラインイベント司会、買い物、経理、
事務作業(様々な申請書類作成やイベント案内など多岐にわたります)をしてもらっています。

ちなみに
わざわざ書くのもいやらしいのですが
理事の面々は理事長の私を含め
報酬は受け取っていません。

居場所の家賃は月1万円です。
破格値です。
これは、実際の家賃(物件の持ち主にお支払いするもの)ではなく、差額は
理事長の私が代表取締役をしている株式会社が補填しています。
光熱費もこの株式会社が支払いをしています。
光熱費込みで家賃1万円ということです。

正直、スタッフさんはもう1人常駐できる人がいたらいいな、と思います。
ですがもう1人にお給料を支払う財力がまだありません。

居場所に使っている物件は築年数がたっているため、あちらこちらに痛みがあります。
特に修繕が急務なのが「床」です。

とにかく
何かするのにお金が全くかからないはありえません。
だから運営費をどうにかしなければいけません。

とてもありがたいことに
NPO法人 本とジブン研休室
には、farmや文庫を「休む」場として運営することに理解してくれる会員様がいて、その会費で運営しています。
理事もスタッフの10名も会費を毎月払っています。

なぜ今回お金の話を記事にしようとしたかと言いますと、
とにかく運営費を捻出するために、会員さんのお力添えに加えて、NPO法人自体の取り組みでも収入を得る必要があることを知ってほしいからです。

先日、本とジブン研休室の事務局のある平塚市の隣の市、伊勢原市のイベントで古本を販売しました。
伊勢原市に本社を置く株式会社まちよみ(私が代表取締役)にお声がけいただいたイベントです。
そこで古本を販売し、その売上を本とジブン研休室の運営費にすることにしました。

そこで販売する古本を寄贈してほしい、売上はNPOの運営費にします。
とお願いしたところ会員さまを中心に各地から寄贈絵本が集まりました。

このように

運営費に充てさせていただきます。


と私たちが発信している
「運営費」って結局何に使われているの?
と知りたい方もいらっしゃると思います。

何か特別なイベントをしなくても
居場所は、そこに「存在させる」だけで
月々、そこそこ費用がかかることを知ってほしいと思います。

少しずつですが、会費以外でも運営費を収入として得られる取り組みを進めていきたいと考えております。

先日の古本の売上については
また次の記事で報告させてください。

2024.11.20
NPO法人 本とジブン研休室
理事長 内田早苗

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