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イラスト最速上達法「3か月上達法」を解説!! :お手本が選べない編

■3か月上達法をやってみたきっかけ

神絵師になりたい。

イラスト描き始めてそれなりに時間経ったと思うけど、未だに神絵師になれない。YouTubeでよく見るあのササっと描いてる人たち、ツイッターでササっと描いたようなラフがバズってる神絵師たち、雲の上です。それだけでなく、Twitterでつながっている絵師仲間の中にはいつの間にかフォロワーの数が大変なことになっている、知らない間にものすごく絵が上達している、といった方々が続々と現れて…。

もう正直焦りまくりです。だってついこの間まで自分とそんなに変わらないレベルだと思っていた相手が気が付いたら話しかけづらくなるレベルで実力・フォロワー共にはるか上へ行ってしまっているんですから。(別に勝負しているわけではないんだけど…)

そんな自分の画力に対する不満感と、神絵師と呼ばれる人たちに対する劣等感を抱えた僕が今の自分から脱出したいと思い、さいとうなおき先生の動画で紹介されていた「三か月上達法」に取り組みました。

この記事を書いたのはそのときの内容を、これからこの練習に取り組もうとしている方、またこれからそうしようと考えている方に向けて、少しでも助けになればと思ったからです。


実際に、この練習でどれくらい上手くなったのかというと…

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めっちゃ上達してる!!!!

一応左が練習前、右が練習後です。どうでしょうか、キャラクターが単純に可愛くなっただけでなく、人物のバランスや描きこみなど正直画力が全体的に向上したと思います。

練習期間は自分との戦いで非常に悩み、逃げたくなる気持ちと葛藤することもありますが、間違いなく達成した後の効果は絶大です

私は2年前からインターネットの情報を頼りに独学でイラストを描いてきたのですが、どんな練習よりも上手くなったと実感できましたこの練習半端ないって!!!!

3か月上達法といえばさいとうなおき先生がYouTubeで効果が高い、劇薬として紹介していた練習法ですね。Twitterでも取り組んでいる方、あるいは既に3か月成し遂げた成果を投稿されている方がたくさんいらっしゃいます。

ただ、実を言うと始める前は不安な気持ちでいっぱいでした。

(だってYouTubeのコメント欄とか見たら泣くほど辛いとかそういうのけっこうあるもん… 絵描いてるだけなのに泣くってどういうこと…?)

そこで、今回はこの練習に取り組むうえで結構悩んだ人も多いだろうテーマ、『そもそもお手本が選べない』について解決方法を自分なりに考えてみました。


はじめに:お手本を選べないという方へ

そもそもお手本を絞り切れないパターン。結構多いと思います。私も元々はそのうちの一人でした。私は絵を描き始めて1年以上の間、自己流でやったり、いろいろな方の絵柄を真似してやったりしていました。だって一人を丸パクリしたら人に「これって○○さんの絵柄ですよね?」とかすぐばれちゃったりしてダメな気がする!オリジナリティも大切だよ!とか思ってたもんね。

でもこれはぶっちゃけ良くないです。これで完成したイラストを見て満足しておわり、なのであれば別ですけどね!私は仕事にしたいし、バズりたい。

では何が問題なのかというと、

①良いものと良いものを組み合わせてももっと良くなるとは限らない
②素人のオリジナリティは当てにならない
③自分の中にクオリティラインが出来ない

他にもいくつか理由はありますが、大きなものを挙げるならこの3つだと思います。

①良いものと良いものを組み合わせてももっと良くなるとは限らない
これは例えるならファミレスで子供がドリンクバーの飲み物をミックスしまくるということに似ていると思います。単品で飲むならまだしもやたらと色々なものを混ぜ合わせてしまうと、味がよく分からなくなった経験がある方がいると思います。私も小学生くらいのころはよくやってました。

絵も同じで、いくら良いイラストだからと言ってそれを滅茶苦茶に合わせてしまってはいまいち魅力が分からないイラストになりがちです。それにお手本も細かいところまで見ようとしなかったりで、目や服、髪などの部分的に見ても中途半端な出来栄えになってしまうことになります。

②素人のオリジナリティは当てにならない

これは結構きついことを言ってると思います。許してください。

とは言ってもこれは事実です。オリジナリティというのは自分の中から自然と湧きあがってくるものですが、これはあくまで発想や趣向の点においてです。この三ヶ月上達法はあくまで画力を高めるやり方ですから、それらは一度置いておき、あくまで評価される画力を手に入れることを目的にします。

そして評価される画力に必要な、色やシルエットの与える印象値を高めるためには技術が不可欠です。しかし初心者の内はその技術を知らないため、どんな塗り方とか形とかが良いなんてことは全く分からないと思います。

だからこそ、あらゆる点でお手本を真似して、自分なりのやり方で描かないということを徹底する必要があります。

③自分の中にクオリティラインが出来ない

あなたはイラストを描いているとき、最後はどんなイラストに仕上がるのかという完成形をイメージすることが難しい、と思った経験はありませんか?

もしくは、完成したらどんな絵になるのか分からないままずっと描いている、といったことはありませんか?

私もこの練習をする前はずっとそうでした。なんとなくこういう絵が描きたいなと思っても最後はなんだかイメージと違う。ラフを描いたけどそのとおりにいかない!上手い人はラフの通りにちゃんと描いてるのに!

そうなってしまう原因は、自分の中にクオリティラインが出来ていないことが理由だと思います。

クオリティラインとはつまり完成度の目標地です。とにかくこのイラストと同じレベルのイラストにしよう!ということですね。

これがあることによって急に慣れない塗り方に手を出すのを防いだり、自分がツイッターでたまたま見かけた良い感じのイラストに意識を引っ張られにくくしたりすることができます。(今までそんな目大きく書いてなかったじゃん!)みたいなことをしなくなるということですね。

これにより絵柄を色々つまみ食いするような楽しみは無くなると思いますが、描くスピードは上がると思います。

更に、このクオリティラインを自分が大好きな絵師、真似したいと思っている絵師の作品にして描くことになれば、明らかに今までとは違ったレベルの作品を描くことになると思います。

素人から神の領域へ高飛びだ!!!!!!!!

いや勿論、最初からそういった方々やプロと同レベルになれる訳ありませんがね…。足りない部分、出来ない点を補っていくうちにいつの間にかそこそのレベルには到達していると思います。結構辛いですが、頑張りましょう。

この試練を乗り越えた者だけが真の勇者となるのじゃ…。


本題:お手本の選び方

お手本は正直好きな絵師さんなら誰でもいいと思いますが、少なくともすべきではないこととして一つ、自分が描いてて辛くなりそうな方は止めるべきだと思います。

いや正直どのお手本だろうと辛いんですが、そういうこととは少し違います。

自分の興味のないところに力を入れている絵師、ということです。

好きな絵師だからお手本にするんじゃないのか!!!?いやいや待ってください。

大体お手本にする方ってなると、すでにいくつもお仕事を抱えているような人気のある絵師の方々になってくると思うんですが、プロというのは皆さんそれぞれが絵柄という名の型を持っています。少年漫画っぽい絵柄とか、ソシャゲっぽい絵柄とかです。これにいわゆる「個性」が加わることにより他のイラストレーターとの差別化が出来るんですね。

例えばサラサラな髪の毛を描くことに長けていたり、肌の質感や体温が伝わるような女の子を描くことに特化していたり、ごりっごりに細かいデザインが施された衣装を描いていたりという感じです。

個性というのは自分が特に情熱を向けられるポイントです。といってもいまいち分かりづらいかもしれないので言い換えると、描いてて辛くないところです。

私は肌や髪を描きこむことにはそこまで苦痛には感じません。しかしキャラクターが身につけている服や装飾、特に最近のソシャゲのような凝った衣装は大の苦手です。

そんな中でどうでしょう、もしお手本に選んだ絵師の作品が毎回ゴリゴリに細かい装飾を身に纏っていて、フワッフワなフリルばかりだったら。

地獄です。やってられるか!!!!バキッ!(ペンを折る音)

そういう意味で、お手本を選ぶときには自分が普段避けがちなところに力を入れていそうな方はなるべく避けるということを意識すればいいと思います。

逆に、そこだけ注意すればあとは好きな絵師さんを選んじゃってください。

まとめ

今回お伝えしたのは

①お手本を一つに絞る理由
②お手本の選び方

以上の二つでした。

繰り返しになりますが

①お手本を一つに絞る理由

①良いものと良いものを組み合わせてももっと良くなるとは限らない
②素人のオリジナリティは当てにならない
③自分の中にクオリティラインが出来ない

②お手本の選び方

自分が描いてて辛くなるものは避けよう!

服が描きたくないんだったらゴリゴリの衣装を着ているキャラばっかり描いてる方は避けようね、ということです。

おまけと感謝

余談ですが、自分が描き始めてまだ間もない頃にやっていたこととして、「顔は○○さんで体の描き方は✕✕さん、服は適当でいいや!」っていうようなことをやってました。特に目とか、毎回参考にする絵師さんがコロコロ変わってましたね。しかも複数を参考にしてるせいで細かいところまで注意が向かないんですよ。

そういうわけでいつまでも上手くならなかったんですが、この「三か月上達法」にチャレンジしたことで大きく絵を描く力が伸びたと思います。さいとうなおき先生、動画で紹介してくださって本当にありがとうございます。

普段は記事なんて全く書いたことが無いもので、非常に拙い内容だったことと思います。正直この文章描くのめっちゃしんどかったので、いつになるかは分かりませんが気が向き次第更新していこうと思います。

コミュニティの紹介

さいとうなおき先生の動画でも何度か紹介されていますが、お絵描き仲間が欲しいという方はこちらのパレット団(discordサーバーです)に参加してみるのもいいかもしれません。個人差はありますが絵については真面目な方が多いのでかなりモチベーションにもなります。

https://www.fanbox.cc/@naoki/posts/2557887

さいとうなおき先生のファンボックスで招待リンクを入手できます。月額540円ですが他にも記事を書かれていらっしゃるので役に立つと思います。



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