
自由を試す
先日1人で映画を見に行きました。ムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンさんを描いた映画「トーベ」。
わたしは昔からムーミンの世界観が好きで、フィンランドや北欧への憧れがあります。
ムーミンに出てくる登場人物はそれぞれ個性的で、自由、孤独を感じるところも好きなんです。
映画「トーベ」は一部の限られたところでしか上映されていなかったので観に行くことが少しハードルが高かったです。
でも思い切って観に行ってみてよかったです。
映画のネタバレはあまりしないように書きます。
トーベはかなり自由な恋愛をしていたようです。
そんな中、トーベの恋人がトーベのある思い切った告白に対して「君は自由を試したんだね」と声をかけるシーンがありました。
何だかそのセリフが頭の中に残りました。
映画は自由、孤独、恋愛、芸術家としての苦悩などを描かれていて、
トーベの恋愛模様は観ていて刺激的で、大人で、はじめ戸惑いながら観ていましたが、その自由さがとても人間らしく、芸術的な生き物のように感じました。
わたしの好きなムーミンの世界にはこうしたトーベの人生が含まれているんだと思ったら何だか不思議でそれもまた面白いと思いました。
そして映画を通して、自分をみたりしました。
わたしはもっと自由になっていいのかもしれない、と。
安全なところにいたらそれは安全なのだけれど、自分の心の奥にはムーミン谷のような世界もあって、自由に旅や冒険をしてみたい、危ないけれど少し見てみたいという気持ちもあったんだ。
と、本来の自分にあった部分を再確認したような気持ちになりました。
その人がその人らしく生きる世界。
誰かに少し迷惑をかけてしまうこともあるかもしれないけれど、もっと自分らしく生きていいってトーベに教えてもらったような気がしました。
1人で映画を観るのは3年ぶりくらいで、以前映画館で観た映画はボヘミアンラプソディでした。
全く違う人(フレディーマーキュリー)の人生を描いたものだけれど、何だか少し似たものを感じました。
やっぱり芸術、自由、孤独は切っても切り離せないものなのかなあ。
あと恋愛も。
わたしは芸術家でもなんでもないけれど、芸術的なものに憧れを持ちながら、自分の中の自由も時々大事にしながら生きていきたいとなんとなく思ったのでした。