茜を求めて三千里
宮古・石垣島の本を眺めていたときのこと。
石垣島で染め物をされている方が、茜で染めたキレイな朱色の布を持ち微笑んでいる写真が目に飛び込んできました。
その本は前から時々読んでいたし、何回もその写真も見ているはずなのだけど、急にその朱色に惹かれました。
私もこんな色に染めたい!茜かぁ。私のお姉ちゃん、茜っていうんだよね。
茜なんて今まで考えたことなかった。すごく伝統的な染料なはずなのに。無意識のうちに、沖縄には茜なんて無いと決めつけていたのかも。
でも石垣島で茜で染めている。
ということは、宮古島にもあるかもしれない!
急いで図書館に向かったけどコロナの影響でここ最近ずっと休館中。
本屋さんで野草や草花の本を読み漁ったけど、載ってない。
けど諦められないので、スマホで調べまくる。
するとこんな記事をみつけた。
日本で茜といえば日本茜ですが、沖縄~八重山には自生していません。
ここのアカネ科植物はヤエヤマアオキです。
昨年、インドで開催されたユネスコのシンポジウムの時に、インド茜を探したけれど、それはヒマラヤ地方に行かないと自生しているところは見れないとのことでした。
南にあるのはモリンダといってヤエヤマアオキでした。問屋で気に入って買ってきた赤いカラムカリーの布。この布の赤色がモリンダなのか知りたくて、自分で染めてみたくて石垣島にやって着ました。
これがヤエヤマアオキ=モリンダです。
ヤエヤマアオキ=モリンダ!!
モリンダってなんだっけ?なんか聞いたことあるんだよな、とまたモリンダで検索してみる。
するとなんと、その正体はノニだった!!
茜→ヤエヤマアオキ=モリンダ=ノニということ。
ひゃー知らなかった!
ノニってあの、まずくて有名なノニですよ!
さっそく宮古島でノニを販売しているところにお邪魔してみました。
ちーん。
ここもまたコロナの影響で閉まってました。
でもすぐ横の道沿いにノニの木がたくさん植えられています!
これがノニの木か。
残念ですが、緊急事態宣言がおわったらまた訪ねてみます。
近くの駐車場にもノニの木が生えていたので、こっそり実をいただいてきちゃいました。
ワンピースの悪魔の実みたいですね。
試しに植えてみようと思います。
つづく、、、
かも。