バタフライピー染めでいろいろ実験
今日はバタフライピーで草木染めをしてみます。
バタフライピー(蝶豆)は島の駅で購入してきました。どのくらい必要かわからなかったので、とりあえず3パック。
鮮やかなブルーのキレイなお花です。
お茶にしたり、よくお料理に飾られてたりします。
煮出すと鮮やかなブルーの染液になるんですが、媒染の仕方などでいろんな色に変わるので今日は実験してみます!
抽出
お花 (73.5g) はいつもの不織布に入れて、お水の量はよくわからなかったのでたっぷり3.5リットル。
煮込み出してからわりとすぐに青い液になっていきます。
25分後。
青い!
さらに20分後。
お花から色素がほぼ無くなっていたので取り出しました。染液の色はほぼ変わらず。
染色
火を止めて、豆乳下処理をしてある綿の布を投入。
これで鍋に蓋して放置します。
おっと、絹の糸も染めたかったんだ!追加投入。
布はすでに沈んでますね。
みんなキレイに染まってねー!
余談ですが、放置してから2時間後の不織布も青くなってました。
染色2日目
こんなに長く染めるつもりはなかったんですけど、急遽予定変更で浸けたまま一晩越してしまいました。
ということで2日目。
21時間半も染液に浸けてた布と糸がこちらです。
なんとキレイなラベンダー色に!
すごいすごい!
あ、もったいない病が発病してお花はもう一度鍋に入れてました。
前調査によると、酸性になると紫色になるらしいのですが、はて。何も入れてないよ?
使っている鍋はステンレスだし、何に反応してこのような色に変化したのでしょうか?
こりゃ実験失敗か。。
でもせっかくなのでこのまま続けますね。
念のためにもう一度、20分だけ火入れしました。色の変化はなし。
今回は
○アルミ媒染(ミョウバン)
○鉄媒染
○塩で媒染
○染液に重曹を入れて浸けてからアルミ媒染
の4パターンを試してみます。
アルミ媒染
水500mlとミョウバン1gを火にかけ温める。
ミョウバンが溶けたら布と糸を投入。
約20分後
布の色はほとんど抜けてしまいました。
糸は藤色のような薄紫。いい色♡
鉄媒染
鉄槳(自作しました)5gとお水500mlに布と糸を投入。
約20分後。
薄いグレーと水色が混ざったような色になりました。これも好き♡
塩
染液500mlと塩6gに布と糸投入。
約20分後
いちばん鮮やかな紫です。きれい♡
重曹+アルミ媒染
染液500mlに重曹2.5g。みるみると色が変わります!慌てて写真。
布と糸を投入。
約20分後、アルミ媒染液へ。
からの20分後。
むむむむむ。
なんだか一番残念な結果になりました。
うっすらと水色なんだけど、染液の緑がいっさい入ってません。
その後
アルミと鉄媒染した物はそれぞれの染液を温めなおし、もう一度染色→媒染→染色しました。
重曹+アルミ媒染が残念だったけど、塩のみで媒染した紫が染液の色ほぼそのままに染まってくれたのを見てこれは!!と、せっかくのあのキレイなブルーグリーンがそのまま染まってくれたらと願い、重曹を入れた液のはもう一度染色の後、アルミ媒染せずに塩を入れてみました。
それぞれ1〜2時間ずつ浸けた結果がこちらです。
左上:アルミ媒染
右上:鉄媒染
左下:塩
右下:重曹+塩
いかがでしょう。
どの色もそれぞれいい色に染まりました♡
今回とにかく驚いたのは、塩。
染液の色がそのまま染色されて、これでほんとに色留め効果があるとしたら、これはすごいことです。大発見かも!!
こんなかんじの実験結果となりました。
めでたしめでたし。