良質なコンテンツを無料で見れる時代は終わるのかもしれない
現在映画館で好評上演中のコードギアスシリーズの最新作、『奪還のロゼ』が上演終了後、Disney+の独占配信になることが発表されました。
まあ、予想はしていたのですが。
ポストの引用を見ると、『楽しみ』というポジティブなコメントに紛れて『Disney+独占』に対するネガティブなコメントが幾つかついてました。
分かりやすいようにするために少し誇張している所もありますが、
Disney+に対するネガティブな意見を抜き出すと、独占反対派の主張は上のようなものだと感じました。
自分はこの『奪還のロゼ 第一幕』を既に映画館で見に行ってまして、
結論から言うと『無茶苦茶面白かったです』
特典が欲しいからというのもありますが、もう一度来週見に行こうかなと考えているぐらいには。
だからこそ、見終わった直後、上の主張について、自分もおおむね同意していました。
こんなに面白いんだから、見る人が少なくなる「○○独占配信」にするにはもったいない。
テレビの枠が取れなくて、Disney+独占配信になったのかな。。何とかならなかったんだろうか……。
とまで思ったこともあったぐらいです。
ですが、別の記事やコメントを見ているうちにふと、逆なんじゃないか?と思うようになりました。
近年の独占配信について
少し前、『奪還のロゼ』と同じように評価が高かったが、特定の配信サービス独占だった作品があります。
実写版『ワンピース』です。
誰もが知る人気漫画「ワンピース」、……だが、炎上しがちの実写版。
事前に流れていた多数の不安の声を実力ではねのけて、「おもしろい!!」とかなり話題になっていたと記憶しています。
このドラマはNetflixが企画して作成したコンテンツなのですが、かなり条件が良かったことが当時ニュースになってました。
◆予算が豊富
◆原作者の意向が融通される
また、ソースが見つからなかなかったのですが…。
他のネット記事で、海外の配信サービスの方が予算面などの条件が今は豊富(だから日本のテレビ局はこのままだと面白い原作や企画は取られて不味いよ!というような時だったように思う)という記事も読んだ覚えがあります。
つまり何が言いたいかというと……。
あれ……、もしかして「面白いのにテレビじゃ放送されない」ではなく、「面白いコンテンツこそ、地上波じゃ放送されない時代」が来てたりする??
予算があればいい作品が作れるわけじゃないですが、あるに越したことはないでしょう。
その上、原作者にとって良い条件で契約してくれると言うなら、今後積極的にテレビなどの地上波ではなく、ネット配信サービスと契約してドラマ化、アニメ化を進めていく作品も増えて行くんじゃないかと思います。
『奪還のロゼ』がどういう経緯でDisney+独占になったのかはわかりませんが、もし独占とすることでDisney+から製作費の一部だけでも出ているなら、独占になったからこそあのクォリティの作品が作れたという話もあるかもしれません。
その時代の一番面白いコンテンツが、
誰もが無料で見れる場所で公開される時代は終わるのかもしれません。
もちろん、今後地上波で面白い作品が出ないと思っているわけでは自分もありません。
「葬送のフリーレン」は面白かったですし、今後も一定数。名作は地上波でも作られ続けると思います。
……ただ、その件数と言うか比率は、今後は変わっていくかもしれないな……?と今は思っています。
だったら「なんで○○独占なんだよ」「独占にするなら見ませんーwww運営の判断ミス」とか言ってる場合じゃありません。
だって、無料であることにこだわった結果、本当に面白い作品を見損ねたら本末転倒です。
ただ暇つぶしを出来ればいいという話ならそれでもいいと思うのですが、
少なくとも自分は、限りある自分の人生の時間を「そこそこ」の作品で使っていくより、自分が本当に見たい、一番面白そうな作品を見るために使いたいと思います。
おまけのダイマ
『奪還のロゼ』は本当に面白かったので、全人類見てください。
Disney+に入るのがちょっと……って人は、猶更、今(2024年5月)なら映画館でやってますので急いで映画館行ってください!!
ロボットもの好きなら損はさせない。
コードギアス好きだった人には猶更!!損はさせない!!!
◆見に行ったらこちらの記事もよろしくお願いします。
※リンク先、がっつりネタバレあり。
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