ウェディング〜母だけの結婚式〜

日本での最近の離婚率は、約35%です。３組の夫婦のうち、１組が離婚する現状です。また、再婚者同士の結婚も多く、婚姻総数の9.8％を占めているそうです。結婚式を担当していると、実の親も再婚後の親も招待して良いのか…悩んでいる新郎新婦にお会いすることがあります。どちらの親とも良い関係の新郎や新婦は、結構いらっしゃるのです。アメリカの結婚式では、両方が参加されることは、割とよくあることのようです。もちろん、それなりのルールに則ってですが。

ただ、日本では、まだまだ難しいですね。新婦のご両親が離婚されていて、お父様が最近再婚された方の結婚式をプロデュースしたことがあります。実のお母様とは、とても仲が良くて、どうしても花嫁姿を見てもらいたいと…。でも、結婚式には、呼べないですよね。ガーデン付きのレストランでのウェディングでした。本来の挙式は13時でしたが、お母様と新郎新婦の3人だけの挙式を9時から挙げることにしました。

ガーデンで、牧師とバイオリンの生演奏、指輪の交換はないけれど、お母様とバージンロードを歩き、誓いの言葉を述べていただきました。写真撮影の時間をたっぷり取り、感動を残していただけるようにしました。何だが、スタッフも皆んなウルウル。秘密の時間は、きっとお母様にも新婦様にも、心に残るものになったと思います。できない結婚式はない、その想いで、ずっと努力してきました。感動と納得のウェディングをお届けしていきます。