フランスで4つ目の滞在先
フランスで順調にパティスリーで働いていた私に、
さらなる事件が発生したのはいうまでもない。
日本ならまだしも、海外で、しかも1年の間に3回(4滞在先)も
引っ越しさせるものかしら?
親もびっくりするから、しばらく言わないでおこう。
そうして12月を迎えたのだけど、
なんのアテもない。
でもなぜか、なんとかなるって自信だけはある!笑
仕事が終わって、いつものように図書館のwifiを拝借しに散歩。
フランスのシェアハウスのシェア希望を募るサイトにアクセスして、
パティスリーの近所で募集している人はいないか探した。
それでなくても、市内ではなく山の上の郊外だから住んでる人自体が少ないのに
募集なんかしてる人いるんだろうか?
諦めの境地で探すこと1週間、見つけた。
お店の斜め前だ。
そして、日本人の奥さんを持つ同僚宅の隣でもある。
なんて偶然。(というか、まだ住んでないけど)
きっと、ここに住むはず。
と思いつつコンタクトを取ると、すぐに返事があった。
近いうちに見学に来てもいい。とのこと。
今住んでるシェアしてる子が、12月21日までいるけど、
それ以降だったら住めるよ。と。
私は、とりあえず12月中に引っ越しできればいいので、
問題ないと答えた。
早速約束の日に見学に行くと、同居人も含め3人でお出迎えしてくれた。
同じ町で引っ越しする日本人を、
とても不思議そうな目で見ていた。
すぐ目の前のパティスリーで勤務していること、
今住んでるアパートが取り壊されるので12月中に出て行かなければならないこと
それらを説明すると、その場が和んだ。
みんな、この周辺で働いているらしく、
週末には、それぞれ自分の拠点(もともと暮らしている場所)に帰省しているらしい
週末は、私も早朝出勤で、邪魔されることなくゆっくりできそうだ。
残りの3ヶ月だけ、何もなく過ごせれば、
ひとまず今の職場での仕事は満了する。
12月は私も仕事が忙しいので、引っ越しできるのは1月1日の休日のみとなる。
シェアハウスの管理人は、予約金を預けてくれれば、
部屋は今すぐ確保できる。と言っていた。
私は、その日はとりあえず契約をせず帰宅した。
それは、少し引っかかることがあったからだ。
でも、時間がない。。
引っかかること、、、それは、予約金の存在と住宅補助の申請に協力してくれない。
と言ったことだ。
大家さんが下の階に住んでいるそのアパートは、
大家さんが住宅補助申請をしていい、と書類に記入する協力をしてくれた。
家賃400ユーロのうち、4割くらい負担してもらえた記憶がある。
それだけでも助かる。
だけど、シェアハウスの管理人は、賃貸で借りていたのだろう。
また貸しになるため、不正を恐れたのだ。
なんとも悪がしこい人。
フランスに来て、2人目にひどい人に出会った。と感じた。
しかも、部屋の案内をしている時や、設備の説明をしている時は、
わかりやすいフランス語を使ってくれていたのだけど、
家賃(お金)の話になった途端、難しい単語を仕切りに持ち出し、
何度も説明を仰ぐと、うやむやにされた。
予約するのかしないのか急かされたが、
今日はひとまず帰って考えさせてほしい。
と予約せず帰宅したのは、そのせいだ。
私は、家を追い出される期限も迫り、小さな町で、
しかも山の上のその辺りで家を見つけることは、
それ以上むつかしい。と判断し、
後日、入居したい旨のメールを送った。
だけど、ずっと予約金のことは引っかかったままだった。
その気持ちは、のちに現実となって、不快な出来事として現れた。
気持ちに正直になればよかったのだが、その状況ではやむを得ない。。