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努力を努力と思わない




人生において何が正解かなんて誰にも分からない

ただその時の自分が考えて出した答えなら

この先も後悔するような選択ではないんだと思う






人生で初めての大怪我をした


前十字靭帯断裂



想像を遥かに超える痛みと脳内をめぐる絶望感


地道で過酷なリハビリ生活の毎日


そして何よりも自らを表現することのできない苦しさ


サッカーが全てだった自分にとって地獄のような日々だった



そんな状況の中、滋賀からのオファーを受けた



自分の中で大きな決断だった




その時の自分はまだリハビリ段階で、全体合流はおろかボールがかろうじて蹴れるという練習復帰もしていない状況だった


さらには万全な状態でプレーしていたとしても、チームのサッカーにフィットするかどうかといった順応性が必要不可欠になってくるシーズン途中の移籍


何をどう取っても非常にシビアな状況の決断だった




怪我をしてから約10ヶ月

チームに合流して3ヶ月が経った


90分間を通して走れるフィジカルも

感覚的なコンディションもだいぶ戻ってきた


チームは新体制となり2戦2勝


改善点はまだまだ沢山ある


プレーの強度、正確性、ゴールへの共通理解

チームとしての戦い方やマリーシア


ヒトを魅了するにはまだまだ全てが枯渇している


もっとボールを受けなければ

もっとゴールへスプリントしなければ

もっともっと結果にハングリーにならなければ


より最高な状態で自らをピッチ上で表現することこそ

今を生きる自らの人生そのものである






後悔しない人生を目指すのではない


全ての選択を正解にしてしまう内に秘めた圧倒的な熱量




現段階の順位

他チームの結果

チームを取り巻く状況



そんなものどうだっていい




自らのコンディションを毎週末へ向けて最高の状態に維持し続けること



今、我々に必要なのは一人一人がこれ以上ない熱量とあと先考えず目の前の試合に勝つ為に死に物狂いで闘えるかどうか



そうやってコツコツと積み上げたその先に、クラブとしてステークホルダーの方々を喜ばせることができるのだと想う





望めば叶う




今までの人生もそうだった

最後に笑う

その為には血の滲む努力を努力と思わず

タスクとして楽しむこと

大きなものを掴み取る為に

あの時の決断が正解だったと言えるように

今日も週末の試合へ向けて今、この瞬間を全力で生きる



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