ジブンゴトのイシューにプロトタイピングで価値検証してみた
オハコンバンニチハ
とあるテックカンパニーでPdM、デザインエンジニアなどのお仕事をしている Kiiiyoと申します。
年末年始の休みにとある書籍に感化されプロトタイピングしてみたコトをnoteにしたためてみました。
とある書籍との出会い
年末年始は絶好の積本の消化期間ですよね、積本消化に励んでいたのですが、そんななか尊敬する凄腕エンジニアの先輩が教えてくださった書籍の「起業の科学 スタートアップサイエンス」を読了しました。
書籍は1〜5章の構成になっており、スタートアップやプロダクト初期開発からスケールまでのプロセスを各フェーズでの注視する観点を体系的に解説してくれています。
・第1章 IDEA VERIFICATION(アイデアの検証)
・第2章 CUSTOMER PROBLEM FIT(課題の質を上げる)
・第3章 PROBLEM SOLUTION FIT(ソリューションの検証)
・第4章 PRODUCT MARKET FIT(人が欲しがるものを作る)
・第5章 TRANSITION TO SCALE(スケールするための変革)
読了後、書籍に感化されなにかジブンゴトのイシュー(課題)を解決するプロトタイプの価値検証をやってみようと思案を巡らせてました。
書籍にて初期段階での着目するポイント
「想定したカスタマーの課題は本当に存在するのか?」
自分が痛みを感じている具体的な課題から始まり、その課題を自分ならどう解決するかという順番でビジネスアイディアが形成されている。
そして、注意する事柄として以下が紹介されていました。
無条件に「モノづくり」が奨励される風潮があり、実装や設計が得意なエンジニアやデザイナーは、とりあえず形から入ってしまう場合が多い。
耳が痛いですね。。。テックカンパニーにて就業しているとすぐワイヤーフレームやモックアップなど動くデジタルプロダクトを作ってしまう癖があるのですが今回はまずぐっと堪えてみました。
ジブンゴトのイシュー(課題)とは?
まずはジブンゴトのイシュー、つまり私自身の「自分が痛みを感じている具体的な課題」を定義してみました。私には保育園に通う二人の娘がいるのですが、現在リモートワーク環境下や長期休みに入ると自宅で仕事しつつ子育する時間が増え知らぬまに子供たちと接する態度が「〇〇しなさい!!」「〇〇したの!?」ときつめに注意してしまうことが増え悩んでました。
今回はこのイシュー(課題)を解決する取り組みを行ってみました
プロトタイプを作ってみた
今回プロトタイプを構築するにあたり価値検証にアナログなプロトタイプを作ってみました。実際に作ってみたプロトタイプがこちらになります。ホワイトボードに子ども達のやることをリスト化してみました。
プロトタイプ構築のコストとして100円均一を利用で1000円ほどで構築できました。(なんともお手頃なプロトタイプですね!)
・シートマグネット x 2
・マグネット8個セット x 2
・シール x 3
・ホワイトボード x 1
ユーザーテストをしてみた
初日でのユーザーテストはまずまずの結果でした。設定したお題にお気に入りのマグネットを貼る行為は楽しいようで一気にお題を消化してくれていきました。プロダクトの作り手としてもパパとしても嬉しい結果になりました。
3日目になるとちょっとした慣れが発生したのか「くじにねる」が達成することができませんでした。要因としてあるアニメ番組がみたくダダをこねてるまにいつもの時間を過ぎてしまいました。子育でしているとこんなことは日常茶飯事ですよね。。。
改善策として8時の時点で子供達にリマインドを実施してみる施策をうってみたのですが、効果的なときとそうでない時があり今後も継続してなにかしらの改善策を模索していこうと思いますw
2週間やってみて
今回2週間ユーザーテストしてみて、あさのやることは全てできたことと、よるのやることは未達成の日もありますが以前より達成できる日が増えた感触をえることができました。
定性的な観点として「◯◯しなさい!」といった言葉が「◯◯できたー?」と変換できたこと、子ども達も楽しみながらホワイトボードに活動してくれたこと、子ども達は常日頃のやることを常に意識していることはなく(あたりまえですよね。。。)補助的な認知ソリューションは効果的など多くの学びをえることができました。
今回の取り組みで日々の業務のサービス開発、プロダクト開発に通じる様々なプロセスを体験できプロダクト筋トレになりました。
そしてユーザーフィードバックとして「パパとママもお当番の順番用のつくってやれば?」といった、なんともありがたい&嬉しいフィードバックがいただけました(笑)
今後について
2週間やって様々な発見があり目からウロコでした。まずは改善を重ねつつ習慣化を構築されるという3週間を目標に今月いっぱいは継続していこうと思います。
以降についてはユーザーテストで得られたニーズ&課題(リテンションとアーカイブデータの見える化など)をデジタルプロダクトのソリューションを活用して構築してみたいと思います。
(今回は作りたい病に堪えられたので、今度はなにかデジタルプロダクトでの価値検証をおこなってみたいと思いますw)