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とどのつまりは、辺縁前置胎盤&前置血管

入院手術前のラストの日赤広尾での診察&検査。13時半から17時過ぎまで4時間コース。そんなに暇な時間もなく、疲れた・・・。怒涛で忘れてしまいそうなので書いておこうと思う。もし誰かが似たような症状で心配になったら役に立てばいいな。

前回手術日程が決まり、今日は麻酔科の診察と2回目の自己血貯血、NSTをやって診察。麻酔科は入館ID的なものが無いと入れない、それを貰い4階に行き受付、今度は2階に降りて自己血。早めに動いたけどなかなか自己血の担当医が来ない、やっと来て貯血。今日はブスッと鈍い痛み。採血後15分寝たまま休憩していたら呼び出し機が鳴って一旦産科でNSTを取る。これも20分ほどかかり、一旦、血圧と尿を産科で出して麻酔科に。麻酔科の看護師や医師から帝王切開で予定されている麻酔のやり方や私のアレルギーや過去の手術、家族の麻酔への副反応など聞かれる。終わって今度は産科に。もうこの時点で16時で外来が15時までの日赤はどんどん人が少なくなり静かになっていく。

診察室に入ると今日は一人かと聞かれ、夫が下にいますと言うと「説明一緒に聞いてもらってもいいかも」と医師。なんと、コロナでここまで検診は一切夫は入れなかったのに、と夫を呼び出し二人で手術内容について聞くことに。ここから医師がとても丁寧に説明してくれてこちらの質問にも答えてくれた。診療所からJR総合からの日赤。あの時は金額で日赤を選んだけど、だんだん日赤にして良かった・・・としみじみ思った。コロナ下しかも産科の手術室ではなく中央手術室だけど、子供が出てくる少しの時間は夫も立ち会って良いという許可が下りた。(もちろん夫には手術まで徹底的に感染症やコロナに気をつけるように強く言った)

私は先々週まで低置胎盤の見解のはずだったけどMRIをやって判明したのは胎児を包みこむように広く薄い胎盤が下側に付き子宮の出口で一旦薄くなり、それでも繋がりつつ後ろ側にも広がっている状況&どうやら子宮の出口あたりに血流も見られる(前置血管)なので経膣分娩は難しい。しかもこのまま自然な陣痛が来るのを待っていたら突然の出血があるかもしれないので、予定日よりかなり早いけど胎児が大きくなり子宮が大きくなることは出血のリスクが拡大するのでなる早で出しましょうとの事だった。

私は前日時間があったのでネットで調べまくった。ネット時代様様。でも前置胎盤の経験のブログや症例は多いけど、全く自分と被るものは見つからなかった。「お産は一人一人全く違う」のを痛感した。心配なのは胎盤の癒着だった。これがかなりの度合いになると出血が大量になり(DICとか)子宮の摘出も視野に入ってくる。これを聞くと医師は「今のところ顕著にその傾向が見られるわけでは無い」と。ただ、これはどの帝王切開も同じらしいだ児を摘出した後にどれだけ私の子宮が収縮しそこでどの程度出血が軽減していくかによるところがあって、そのタイミングでの判断になる。加えて私の場合は胎盤の子宮に付いている面積がどうしても広い。医師は「あなたの場合は出血が多くなる可能性が非常に高い」と何度も繰り返した。ふと夫を見ると前のめり&内股になっている・・・。私より緊張してんじゃ無いか・・・。と一瞬、気持ちが緩みそうになったけど説明は40 分以上取ってくれていた。十分過ぎるほど話してくれたと思う。子宮摘出は次のお産を考えると出来る限りそうならないように努力する事、切り方も次の妊娠を考えて子宮の負担にならないように切るとのこと。オペには手慣れたメンバーで挑むこと。もう「あざっす」しか言えなかった(言って無いけど)「ひょっとしたら死ぬってことありますか?」と聞こうかと思ったけど、もうこれ以上望むことは無いかなと医師の対応策などを聞きながら思った。聞くことが失礼かもと。ただ繰り返し「相当量の出血」の話は多かった。、お産は命がけ、改めてそう思った。そうならない人も多いと思うけど。

まずは胎児の摘出(おそらく10分程)それから胎盤を出して止血(ここが問題)うまく止まれば1時間〜1時間半で終了。止まらない場合は放射線科の医師が動脈塞栓術。子宮の収縮を強めるために子宮内バルーンタンポナーデ。低い確率だけど、それでも止血できな時は子宮摘出。胎児は自発呼吸ができるかどうかと体重が2400gあるかによってNICUに一旦入院になるかどうか。私も出血が多量で無ければいいけど、多量だった場合はICUになる。可能性として考えられることは全て聞いたかと思う。カンガルーケアとかすぐにおっぱい出るかなとか、そんなことは遥か先に思えた。私と子供がまずは元気に復活できるかが問題だ。そんなこんなで手術まで後4日。

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