うつになる過程⑤

高校2年の冬

私はソフトボールをしていた
ソフトボールの練習が終わり部室に帰ると
叔母から着信あり。
叔母に部室外から電話を返す。

"よーく聞きよ?今日夜家を出るから
妹がびっくりせんように上手く荷物をまとめさせとって?"

との電話だった。


その数日前から実は母が家に帰ってきて居なかった。

仕事が忙しく、祖母の家で仮眠をしてそのまま仕事に行っているのだと聞かされていてほとんど気にはしてなかったのだが。


この電話。


家を出る?!

家に帰り妹になんと言ったのか
今となっては全く思い出せない

ただ、2人とも部屋にこもり、持っていく荷物をまとめていたように思う。

その夜、家では父母やその親たちが集まり話し合いが始まった。

私たちの部屋はその話し合いの部屋から
廊下を挟んで向かいに位置しており
話の内容はハッキリと聞こえてきた。

うちの家は金持ちだと思っていた私。

が、借金まみれだった。

父の事業の経理をやっていた義母が
経理が全くできておらず
ここ数ヶ月社長である父の給料が出ず
従業員の給料は何とか出していたが
借金が山積みで母親が私たちに貯めていた
お金も全て出せという話だった。

そして私たちも学校をやめて
働きに行かせろみたいな話だった

その話し合いには沢山お金を貸していた人も
同席しており
その方の怒りはお金をもっているであろう
母親、女である娘2人に向いていた。

母は、借金の肩代わりもしておらず
ただ私たちを守るため、離婚して家を
出る決断をした

父母にその話し合い後、妹と呼ばれ
お父さんが"お父さんとお母さん離れて暮らすことになったから、2人はお母さんと一緒に行け"とのお話だった。

2人は喧嘩別れでもなんでもなく
義母によって潰された。

そして私たちは一夜にして父方の実家を出て
母方の実家へ移動し
生活が始まることとなる。


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きーちゃん
今私は無職療養中で収入源はありません。Twitterやnoteで鬱と向き合う自分を発信することが今一番生きがいがあります。もう少しこの場に居続けたい。サポートよかったらお願いします(>人<;)