弊サークル・Magus Wortcraftについて
とりあえず上海人形のボディ部分作業が終わりました。でも服や髪がなければなかなか歪で気味の悪いものなので写真はないです。
それのそのはず、私がこのサークルで作っているのは旅行に連れて行けるような推しぬいでも美しいドールでもない、個人的なまじないのためにコソコソ使う魔術用の簡素な人形をモデルとしているからです。
ギャラクティック・リボルバー(前記事参照)をはじめ今年は友人知人のサークルデビューが多く、彼らが頑張っている姿を見て、まるで終わっては次終わっては次のエンドレス文化祭の準備状態の熱い最中に私も入りたいと思いました。それがサークル始動のきっかけで、どうせやるなら何年も前から東方でやってみたいと思っていたことをやろうと。
改めて、個人サークルMagus Wortcraft(メイガス ワートクラフト)代表のきーと申します。
サークル名は魔術師のハーブクラフトという意味で、魔女的観点から東方キャラを考察・こじつけ(二次創作って考察の結果からなる妄想とこじつけでしょ)して、ドライハーブを用いたハンドメイドグッズを作るサークルです。
実にわかりやすい!
ちなみに名前の候補にWiccan Wortcraftがありましたが、東方原曲にメイガスナイトがあるのでメイガスの方が馴染み深い単語だと思いこちらを優先しました。
ウィッカン=現代魔女術「ウィッカ」の実践者
私は東方がきっかけで魔女の勉強を始めました。
紅魔郷での魔理沙とパチュリーの二つ名「東洋の西洋魔術師」「西洋の東洋魔術師」この違いって何だろう?と思ったのが全ての始まりでした。
ちなみに東洋魔術という言葉は東方以外ではあまり使われていないようです。パチュリーの得意とする五行属性+日月(=陰陽)ということで、中国の道教やそれを日本風にアレンジした陰陽道が近いのでしょう。
何でも物事は比較研究したいタチなので西洋魔術の傍ら五行説や仏教、神道、ヒンドゥーなども読み齧り聞き齧りしています。
そして西洋魔術について調べると国内で実際に魔女として生活されている方のブログに辿り着きました。ザックリ言えば
・西洋高等儀式魔術…19c末にGolden Dawnという魔術結社を中心に確立された神々や天使、時には悪魔(キリスト教社会から見た異教の神々を悪魔というのでもしかしたら日本の八百万の神々も悪魔なのかもしれませんね)の力を借りるイメージをして願望を叶える、脳の意識変容
・魔女術…季節の移ろいや輪廻転生といった自然崇拝の考え方をベースに、自然の身近な素材を用いてまじないを行うなどする。戦後の英米で広がったキリスト教のカウンターカルチャー。
という感じです。
東方で言えば魔理沙が魔法の森で材料を採集して独自の魔法を作り上げていくというところはとても魔女らしいと思います。
そして魔女術の中には簡単な人形を自作し魔術を行使する対象(自分だったり他人だったり)に見立てる人形魔術というものが存在します。
日本では藁人形を用いた丑の刻参りが有名ですが、別に悪いことだけでなく良いことにも使います。
人形を自分に見立てて、魔除け(メンタルの強化)をするとか…
アリスは家事などを自作の人形たちにやらせて弾幕ごっこでも人形を使いまくりますが、家事をある程度やらせ用済みになった人形たちをお焚き上げを兼ねて戦わせているのかなというのが私の見解です。どうせ弾幕ごっこしたらボロボロになりますから。
三魔女まわりを実際の魔術的観点の考察を語りはじめたら一人一記事以上いるのでこの辺にしておきます。
話を弊サークルに戻します。
私はアリス推しなのでその人形魔術のことを知った時はめちゃくちゃテンション上がりました(笑)
そして魔女っぽさを押し出し、中にハーブを入れた上海人形や蓬莱人形などを作りたいなぁというのは何年も頭に構想がありました。
植物を使う・魔女っぽいアイテムを作るので人形だけ作るサークルでもないし、スペルジャー(数種類のハーブや天然石を小瓶に詰めるマジックアイテム)とかキャンドルなんかも興味があります。というかスペルジャーは秋例でも頒布予定です。
ちなみに弊サークルの作品は全て魔術道具を模した雑貨であり魔術道具ではありません。魔術を実践されるのであれば自作した方が思いがこもるのでその方がいいです。それに魔女見習いですらないただの魔女オタクの私の作品で魔術行使されても困ります。インテリアやコスプレの小道具などにお使いくだされば光栄です!
秋例以降の予定は全く未定ですが来年以降は年2〜3回程度のイベント参加を考えております。
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