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UL考 #15 秋 レイヤリングについて

今年は「UL考 #11 夏 ベースレイヤーの答え」でお話ししたように、夏のレイヤリングが完成系に近づいてとても気持ちの良い山行ができるようになった。8〜10月の良い時期に山に行くことができなかったが、11月以降何度か山に行った。もう完全に季節は変わっていてレイヤリングについて試行錯誤を行った。今日はそのお話し。


安心してください「CORE」着てますよ

やはり秋になってもOMMのCoreシリーズが最高というお話しです。この秋は11月初旬の木曽駒ヶ岳、11月後半の竜ヶ岳に山行に出かけた。その2回を通して秋のレイヤリングでOMMがやはりいい仕事してくれました。Core最高です。

行動中の基本は素肌に「Core」+「UL シャツ」

Core Vest 出典:Moonlight Gear
UL Shirt 出典:山と道

僕は滝汗族というグループがあれば上位1%のトップエリートに属する自信がある。秋といえども、基本は滝汗族。夏と同じレイヤリングでOMMの「Core Vest」の上に山と道の「UL Shirt」を常に着るレイヤリングで出かけている。素肌から、、、

  1. 「Core Vest」

  2. 「Ul Shirt」

となる。もちろん山と道のOnly Foodも基本かぶっていて、暑く感じる時は首周りに下ろしている。暑くなっても首周りを冷やさないのがとても良き。

2024/11 木曽駒ヶ岳にて

行動中に寒いと感じる時は体幹部分に+「Core」

Core Zipped Vest 出典:Moonlight Gear

これでも行動中に強風で寒いと感じる時は「Core Zipped Vest」を着る。つまり素肌から、、、

  1. 「Core Vest」

  2. 「Ul Shirt」

  3. 「Core Zipped Vest」

となる。何度も言うが滝汗族なので基本的に寒くても動けばすぐに汗をかく。なので、通気性があって蒸れないが体幹は温めたいというシチュエーションでCoreの重ね着は最高だ。

竜ヶ岳の頂上 到着直後

停滞時に寒い時は+「Core」

CoreFleece Jacket 出典:Moonlight Gear

秋の山行で停滞時に寒い時にどうするかは結構悩んだ。先日木曽駒ヶ岳に行った日は停滞時に「CoreFleece Jacket」を羽織っていた。つまり素肌から、、、

  1. 「Core Vest」

  2. 「Ul Shirt」

  3. 「Core Zipped Vest」

  4. 「CoreFleece Jacket」

となる。「安心してください。追いCoreしてますよ。」だ。木曽駒ヶ岳に行った際は風はそれほど強くなかったので、停滞時もこれで十分であった。しかし、風が強いとこれでは寒いのではないか?と少し不安だった。

木曽駒ヶ岳の頂上 停滞時

風には弱い「Core」シリーズの弱点を補うもの

話は少し変わるが、最近急に秋も深まり、朝のランニングに出かけた最初が寒くて辛い。一度「CoreFleece Jacket」を着ていったがすぐに暑くなって結局腕に巻きつけて走ることに。「ちょうどいい何かがないかなぁ」と思っていた。そんなこんなでモヤモヤを抱えながらムーンライトギアの店舗に行った際に新発売の「Gram Jacket」を見つけてしまった。無茶苦茶コンパクトになるし軽い。ランニングに持って行く上着としてちょうど良いではないかと思い、欲しい黒はなかったが、白を購入した。体が温まれば脱いで、ポケットに入れれば良い。そんな目的で購入した。たまたま、購入した翌日が鈴鹿山脈の竜ヶ岳へ行く予定だったので「まぁ軽いしついでに持って行くか」という程度の軽い思いで持っていった。

MOONLIGHTGEAR Gram Jacket 出典:Moonlight Gear

+「Gram Jacket」で強風時の安心感

この何気ない判断がかなり良かった。竜ヶ岳の頂上では強風が吹き荒れていて、おそらく風速10m /sはあった。それでも景色がとても良かったので「ここでご飯を食べたい!」となり頂上で停滞することにした。さすがに「CoreFleece Jacket」だけでは強風下では寒い。「Gram Jacket」の出番だ!と思い、着てみた。この時のウェアリングが素肌から

  1. 「Core Vest」

  2. 「Ul Shirt」

  3. 「Core Zipped Vest」

  4. 「CoreFleece Jacket」

  5. 「Gram Jacket」

であった。これがかなり良いレイヤリングで、強風を「Gram Jacket」で遮ることで「Core Zipped Vest」と「CoreFleece Jacket」との組み合わせで、ダウンを着ているかのような暖かさを獲得できた。「なるほど、レイヤリングってこうやって組み合わせると良いのか」と学んだ。いままでの経験では重ね着するとどうしても暑くなりすぎたり、重くなったりしていたが、これは一つ一つのウェアで完結させようとしすぎていたからだろう。求める機能別に最軽量のウェアを重ね着して行くことで細やかな温度調整が可能となり、とても気持ち良く山を登ることができたのだ。稜線を下り、風が止むとすぐに暑くなったので、脱いでポケットに突っ込むが、邪魔にならない。

竜ヶ岳の頂上にて

冬に向けて

2回の山行を経て、秋口のウェアリンングは今回ある境地に至ったのではないかと思う。これからはもう少し寒くなるのでどのようなレイヤリングにするのか楽しみだ。実は去年の冬は色々忙しく、厳冬期の山へはそれほど行けなかった。なのでことしはULに目覚めた初めての厳冬期になる。厳冬期でULのレイヤリングがどうなるのか、、、楽しみだ。

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