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UL考 #11 夏 ベースレイヤーの答え

2024年ようやく答えに辿り着いた。夏のベースレイヤーだ。今回は色々紆余曲折を経て、滝汗族の僕が行き着いた真夏のレイヤリングについての現時点での僕なりの終着点をお話ししたい。

MILLET

この手のお話をする時に避けて通れないのは、なんと言ってもMILLETのドライナミックメッシュシリーズだと思う。登山を初めて、一番初めに買ったベースレイヤーがこれという人は結構多いと思う。当時はFinetrackのドライレイヤークールと人気を二分していたと思う。僕はドライナミックメッシュ派を2年くらい継続していた。このベースレイヤーのポイントは、大きくは以下だ。

  1. ニオイは?
    日帰りでは問題ないが、一泊二日以上で結構臭う(可能性がある)
    そもそも独特の匂いがする

  2. 汗冷えするか?
    滝汗族の僕は結構びしょびしょのまま乾かないことが多い
    汗冷する

  3. 速乾性があるか?
    そこまで速乾性はない
    一枚で着ると↓なので、上に何かを羽織らなければならずでなかなか乾かない

  4. これ一枚できれるか?
    一枚で着ると変態感が出る

ドライナミックメッシュ


ACLIMA

こう言った悩みがあったので次に導入したのがACRIMAのWoolNet Singletだった。これは冬用のベースレイヤーとして購入したもので、何度か着たがウール製ということもあり、一度濡れると乾きが遅い。

  1. ニオイは?
    匂いはほぼしない
    ウールの匂いのみ

  2. 汗冷えするか?
    汗冷えしない これもウールの強み

  3. 速乾性があるか?
    速乾性はない ウールの弱点

  4. これ一枚できれるか?
    一枚で着ると変態感が出る

WoolNet Singlet

DF Mesh Merino Sleeveless

そうこうしているうちに山と道から、DF Mesh Merino Sleevelessが発売された。「ウールの弱点を克服したメッシュのスリーブレス」という売り文句。迷わず買ってみた。以下ホームページより引用。

DF Mesh Merinoは従来の100%メリノウールが持つ「乾きにくさ」「濡れたときのべたつき」「熱のこもり」といった欠点を高いレベルで解消した、山と道のオリジナル生地によるベースレイヤー・シリーズだ。ウール特有の快適な着心地、消臭性や調湿性といったメリットをキープしつつ、二層(DF=Double Face)のメッシュ構造が汗を吸い上げて素早く乾かし熱をこもらせず、かつシェルを重ねれば暖かく、汗をかいても点接触で不快感が少なく、トレイルランやファストパッキングなど、負荷の高いアクティビティでも積極的に使うことができる。
伸縮性が高く体を動かしやすい生地の特性を活かすため、肌面の汗を逃さないスリムフィット。

yamatomichi.com

使ってみた感想は以下。自分にとっては、みなさんが感想を述べられているほど速乾性があるとは感じれなかった。

  1. ニオイは?
    匂いはほぼしない
    ウールの匂いのみ

  2. 汗冷えするか?
    汗冷えしない
    これもウールの強み

  3. 速乾性があるか?
    速乾性はそれほどない
    自分の汗の量が半端ないからかも

  4. これ一枚できれるか?
    一枚で着てもおしゃれ

DF Mesh Merino Sleeveless

OMM

そして最後に行き着いたのがこちら。OMMのCORE VEST。やっぱり最後に行き着くのはOMMさまさま。

  1. ニオイは?
    すぐ乾くので日帰りではまず匂わない 
    一泊二日以上の場合、汗が乾きにくい部分(一番下のループになっている部分)が匂う可能性がある これは乾かし方の問題でもあり脱がずに体温で乾かすと匂わない

  2. 汗冷えするか?
    なぜか汗冷えしない これは魔法のよう

  3. 速乾性があるか?
    速乾性あり すぐに乾く 体温でもどんどん乾く

  4. これ一枚できれるか?
    一枚で着れる(ギリギリ変態感はでない)

CORE VEST

安心してください「Core」着てますよ

さすがMLGチャンネル。MLGチャンネルでも詳しく語られています。興味ある方はこちらをご覧ください。特筆すべきは冬のベースレイヤーだけではなく夏はこれ一枚で使えるという点だ。本当にCOREシリーズ最強です。


行動中は一枚で

春〜真夏は低山であれ高山であれ行動中はこれ一枚できている。滝汗族の僕は、ものすごく汗をかくのだが、汗をかいていることを忘れるくらいにすぐに乾く。この辺りはMLGの吉谷さんと立ち話しているときにも同じことをおっしゃっていた。吉谷さんが教えてくれたのは「すぐに乾くから、匂いの素となる菌が繁殖しない」ということだった。

真夏はVEST 春先はTEEを着る

朝や稜線上で風が強い時

朝の行動を開始した時、稜線上で風が強い時は山と道のULシャツを着ている。あえて長袖を持っていき、風除けや日差し避けなどに使っている。風が強すぎるときは山と道のONLY フードと合わせれば防風・防寒としても完璧です。

山と道のULシャツとの相性も◎
山と道のONLYフードとあわせるとさらに良き

長期縦走の時

まだ自分が検証できていないのは長期縦走だ。3泊とかで、COREを着続けることができるのか、、、これはぜひ自分で検証したいと思っている。吉谷さん曰く、4泊くらいなら全く問題ないとか。でも滝汗族の自分だと違うような気もする。宿泊数が多い場合はDF Mesh Merino Sleevelessも持っていって、そちらも並行して検証してみたいと思っている。皆さんも機会があればCOREお試しあれ。

今のところOMMが一番

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