恋はタイミングがすべて【バチェロレッテ3・ep8まで観て】
※このnoteはバチェロレッテ3・エピソード8までのネタバレを含みます。
バチェロレッテ3がついに完結した。改めて思ったのは、恋愛はタイミングがすべてだよなぁ、ということ。お互いがどれだけ想い合っていても、スピード感やタイミングが合わなければ、結ばれることはない。
今回のバチェロレッテ3にタイトルをつけるとしたら、『亜樹の恋物語』だろう。
初めは、リアル婚活だなぁと思いながら観ていた。お互いに人として素敵だと思っていても、何かが違うという感覚でお別れを選んでいく。
だけど観進めていくうちに、様子が変わってくる。これは、櫛田創さんと武井亜樹さんの恋物語だ。
このふたり、いい感じなのになかなかペースが合わない。櫛田さんといるときの武井さんは、乙女そのもの。斜め下からの視線のやりかた、声のトーンの高さ、ゆっくりとした仕草が明らかに他の男性といるときと違って、とにかくかわいい。
一方の櫛田さんも、武井さんのことを大事に想っていることが伝わる。いつも緊張しているし、誠実で相手を尊重したい気持ちがあるからこそ、言動が控えめになっているように見える。でも、ちゃんとバラを受け取り続ける覚悟はあり、武井さんと前向きに関係を築きたい思いを感じる。
だけど、この旅で控えめでいることは致命的だ。関係が前に進まない。櫛田さんの中で、武井さんはきっと今まで出会った女性の中でも特別な立ち位置にいる。それはわかるけれど、他の参加男性と比較されるとそうは受け取れない。自分の経験の中での比較は見てもらえないのだ。
もっと前に進めたい。確実なものが今すぐにほしい武井さん。前に進んではいるものの、そのスピード感についていけていない櫛田さん。進んでいる道と方向は同じなのに、なかなか一緒になれない。
武井さんは、櫛田さんのことをずっと待っている。だから、自分に想いを持ってくれていそうな人たちであっても、最後まで残さずにお別れを選んでいる印象だった。私は、あなたと帰りたい、あなたが好き。その想いが強かったのだろう。
ラスト2人になったあたりから、この旅は、ちゃんと着地するのだろうかと不安になる。結果、着地はしなかった。
櫛田さんがお別れすることになってから、武井さんのことが「好きだった」という言葉を聞き、「遅いよー!」と台パンした視聴者は私だけではないはず。
はぁー、苦しい。でも、恋愛はタイミングがすべて。今回はたった1ヶ月だったかもしれないけれど、それでもスピード感やタイミングが合わない人とは、どのみち結ばれない。万が一、カップルや夫婦になれたとしても、お互い変わり続けていく毎日の中で、スピードが合わないとうまくいかないから。
このスピード感って、価値観をアップデートするよりも難しいと思っている。
私もちょうど27歳のとき、お互いに想い合っていた人がいた。けど、スピードやタイミングが合わずに結ばれなかったことがある。今作は、それを思い出すから余計に苦しい。
ふたりがどうか幸せでいられますように。素敵なふたりだから、きっと大丈夫だよね。
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