きほくラボ実験②オンラインイベント「Kihoku Lab Session~みんなのはじまり~」をやってみました。
あれ?充電が切れそうだ…
リュックの中を探しても、バッテリーは見つからない。
おそらく10分以内にメインPCの電源が落ちます…
初めてのオンラインイベントが始まる3分前にテクニカルサポートのKさんはそう言いました。
note きほくラボにお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、2022年3月に開催したオンラインイベント「Kihoku Lab Session ~みんなのはじまり~」をご報告をします。
~オンラインには魔物が住んでいる~
オンラインイベントを主催する人達から「オンラインには魔物が住んでいる」と聞いたことはありましたが…
まさか私たちもその魔物に出会うとは(笑)
どんな魔物だったのか、想像しながら読み進めてもらえたら嬉しいです。
【1】いつもと違うことをやってみたい。
イベント言い出しっぺの運営メンバーMさんは、「毎月のZoom定例ミーティングをイベントっぽい構成にする」というイベントイメージでした。
それを運営メンバーに伝えると「それじゃあ、いつもと変わらない。」「せっかくイベントとしてやるなら、いつもと違うことをやってみたい。」という声が出ました。
複数のメンバーで考えると、1人では思いつかないアイディアが出て良いですね!
イベント動画の作成も視野に入れていたこともあり「いつもと違うことをやって、イベント感を出していこう」という方向性で企画を進めることになりました。
でも、「イベント感」ってどうやって出せばいいの?
1)どう見せるのか
■本イベントをおこなう目的
1:ラボメンバーの「やりたいこと」や「考えていること」を共有する。
2:運営メンバーが主体となって「つながる・楽しむ・創る」を体現する。
■プログラム
○半年間の活動をまとめた動画を放送
○ラボメンバーの「やりたいこと・考えていること」を1分間ピッチ
○テーマ「始めるには何が必要か?」のディスカッション
○フェスプロジェクトメンバーによるミニライブ
上記の内容で、約1時間のオンラインイベントを企画しました。
それらをどう見せたら「イベント感・番組感」が出せるのか、運営メンバーでデジタルに強いKさんが考えてくれました。
○カメラを2台設置し、進行席とライブの映像を切り替える。
○テロップを入れてコーナー進行をわかりやすくする。(アーカイブ動画も作りやすい)
○音にもこだわって臨場感を高める。
Kさん以外の運営メンバーはデジタルに疎いのて、機材手配や配線設定はKさんが一手に引き受けてくれることになりました。
2)それぞれの初めて、それぞれのSession
当日のイベント運営は3名でおこないました。Kさんはテクニカルサポート、M&Sさんは司会進行を担当しました。
運営メンバーの初挑戦は
Kさん:オンラインイベントのテックサポート&ライブ演奏
Sさん:オンラインライブ演奏
Mさん:動画作成
他のラボメンバーは当日のプログラムに登壇したりイベントを盛り上げることで、初めての Lab Session に関わってくれることになりました。
【2】そして、当日…
運営メンバーはイベント開始の2時間半前に会場入り。
機材セッティングに予想以上に時間がかかり…
ライブのリハーサルが終わるか終わらないかのうちに、イベント開始時刻(19:30)が近づいてきました。
1)何かお腹に入れときますか?
イベントが終わり撤収完了が21時の予定。何か食べておかないとしんどいと思ったMさん。
「なにかお腹に入れときますか?」とメンバーに声をかけると、Kさんから「まだ余裕があるから大丈夫でしょ」という声が返ってきました。
2)あれ?充電が切れそう
急いで通しリハーサルをやらないと!
Mさんがそう思った時です。
メインPCを操作していたKさんが「あれ?PCの充電が切れそう」と言って、自分のバッグの中を探し始めました。
充電器がない。。。
え???
SさんとMさんは動きが止まりました。
「うち行って取ってくるわ」というKさんに「もうイベント始まりますよ」と返すS&M。
え、まだ時間あるやん、20時からやろ?
19時半からですよ…
さぁ、どうなる?
あなたなら、どうする?
3)第1案
Kさんが充電器を取りに帰ってしまうと残された2人は機械のことが全くわからず、イベント配信がままなりません。
かと言って、充電器がないとメインPC(Mac)が使えず、これまで準備した企画が出来ない。
あぁ、どうすればいいの???
「うち近いから取りに行ってきますよ!」
MacユーザーのSさんがそう言って走っていきました。
イベント開始時間になりメインPCのZoomに入室してきたラボメンバーの皆さんには事情を説明し、19:50に再集合してもらうよう伝えました。
これでSさんが充電器を持ってきてくれたら何とかなる!
と安心したのですが…
4)最終案
Sさんが帰ってきて「さぁ、充電!」と思いきや、充電器が差し込めません。
Macは新旧の型で充電口が違うんですね…(同じでいいじゃん・涙)
Kさんが取りに帰るしか道はない。でも、参加者さんの再集合時間には絶対に間に合わない。
行ってくるわ!
Kさんは出ていき、残されたアナログ人間の2人(S&Mさん)は「なるようになれ」と思うしかありませんでした。
再集合してくれた参加者さんを待たせるわけにはいかない。
企画の設定をしていないサブPCでZoomを立ち上げて、参加者さんに入室してもらいました。
5)嵐のような30分間
参加者さんに入室してもらったものの、サブPCは企画の設定がされていません。
ということは、音声入力も設定していなければテロップも流れません。
イベント会場は、毎月やっている定例ミーティングと同じ空間でした(笑)
サブPCのスピーカーは元々不調で、音声を聞こうとPCに近づくと司会のMさんの顔がアップになる。
Mさんはモニターが自分の右側にあるため、参加者さんにそっぽを向いた形で話すしかない。
イメージとは全然違う見せ方になっているけど、自分たちではどうにもできない。
でも、どんな状態であれ、Kさんが帰ってくるまでなんとか繋ぐしかない!
司会のSさん&Mさんの思いはひとつになっていました。
Kさんが帰ってきてメインPCを動かせたのは、イベントが始まってから15分を過ぎた頃でした。
6)ライブは祝祭
Kさんのナイスリカバリーでカメラの切り替えも可能になり、最後のプログラムのミニライブへ。
フェスプロジェクトチームのSさん&Kさんのギターと歌で、槇原敬之の「遠く遠く」を演奏。
コロナ禍でライブに行けない・ライブが出来ない中、オンラインであってもライブの雰囲気を味わえたことを、参加者の皆さんは喜んで下さいました。
温かな拍手に包まれて、初めてのオンラインイベントは幕を下ろしました。
参加して下さった皆さん、温かく見守り盛り上げていただき、本当にありがとうございました!
【3】つながって、楽しんで、創っていく。
運営メンバーはZoomの終了ボタンを押したあと、一息つく間もないまま会場撤収作業へ。
機材をすべて車に積んで、駐車場でやっと「お疲れ様でした!」が言えました。
初めてのことの連続で冷や汗を流しまくったけれど、それでもなんとか終わることが出来て本当によかった。
(オンラインの魔物に出会っても、なんとか生還できました \ ^0^ /)
やってみることが本当に出来て良かった!
運営メンバーは皆そう言って、清々しさを感じた春の夜でした。
後日、イベントの振り返りをおこない、初開催の良かった点と改善点を整理しました。初回の学びを糧に、夏までに第2回を開催しようと思っています。いざ、リベンジ!
きほくラボは、つながって、楽しんで、創っていく場所。
それを体感できた第1回のオンラインイベントでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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