私がFGノットを覚えた理由。
今から12、3年ぐらい前、私にショアジギングを教えてくれた友達が、突然、「オレ家庭の事情で釣りやめるわ。」と言い出した。結婚して、子供が出来て、稼ぎも少なかった(お互いに今でもだが…)ので引き止めることが出来なかった。「でもどうしよう。オレ1人で釣り行ったことないやん。」昔から出不精の私は、1人で出かけられない性格。ショアジギング素人の私は、1人で釣りに行くという恐怖感と戦っていた(いい歳こいてるのに…)。
そして、私は1人で釣りに行くことを決意する。和歌山では、超有名ポイントの加太漁港だ。早朝、1人で車を走らせる。ドキッ、ドキッ、ドキッ…!まるで初デートに出かけるような緊張感。(上手くキャストできるかなぁ❤️。)(もし釣れたら1人でタモ使ってキャッチ出来るかなぁ❤️。)いい歳こいた大人がそんな思いを胸に加太漁港に車を走らせるのだった。
現場に到着し、なんとか釣り場をキープ。隣との間隔が5m程度しか空いてないテトラポットの上。当時、使用していたタックルは、すぐ折れると噂だったメジャークラフトのPEレボリューションというシーバスロッド(未だに現役)にシマノバイオマスターのC3000、ルアーは、これまた当時、人気がなくワゴンセールで売られていたメジャークラフトのジグパラ40g。周りは、ゴリゴリのショアジギンガー達。いやでも緊張感で押し潰されそうになる。とにかく周りの人の迷惑にならないよう真っ直ぐ投げよう。そんな緊張感のある雰囲気の中(ただ単にメンタルが弱いだけ?)、時間だけが過ぎていく。
しばらくすると人がさらに増えてきた。釣り場は、キープしていたのでそんな事は気にせずキャストをし、ジグが着底するのを待っていると、左後ろの方からジグが私のラインをクロスするように飛んできた。(そんなとこ投げてはきたらお祭りするやん。)と思いながら振り返ると、全身ダイワで固めたゴリゴリのジギンガー。(たまたまミスったのかなぁ。)と自分のジグを回収し、その人も回収した後、真っ直ぐにキャスト。するとまたこちらのラインをクロスするように飛んでくる。(おいおい…。)そんなことが数投続き、グイッ!(あっ。やっぱり…。)
引っ掛けたのは、向こうなので何も言わず絡まったラインをほどき始めた。ラインがほどけた時、PEとリーダーの電車結びとジグを見てニヤリ。「はいっ。」と言ってかえしてきた。(お前、今、笑ったやろ。電車結び見て素人やって笑ったやろ。第一、すみませんの一言ぐらいあってもええんちゃうん。)とは思ったが、気弱なので「気をつけてなっ!」っと一言だけかえした。
車で家路を走っている時、モヤモヤが拭いきれない。(何としてもFGノットをマスターしてやる。)そう心に誓い、家に帰って早速YouTubeを開く。指にPEを絡めてリーダーに…。やっ、やっぱり出来ねー!めんどくさがり屋の私の辞書に練習という文字はない。もっと簡単に編み込む方法はないか?と編み目のメカニズムを分析し(そんをな大袈裟なものでもないが…。)考えたのが左手の指で網目を押さえながら編み込む方法。これで私もFGノットマスターだ!自分だけのオリジナルの結び方かな。と思っていましたが、YouTubeに同じ結び方が数件発表されていました。違う記事でやり方を発表しているので、FGノットが出来ない方。是非、見て下さい。
動画も貼っておきます。もしよければ見て下さい。ショート動画です。