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若葉コンテストに参加させていただいて
若葉コンテスト、大盛況!
こちらの「若葉コンテスト」に拙作『精神仕掛けの浪漫劇』で参加させていただきました。
まずは主催のふじかかし様、楽しい時間を本当にありがとうございました!
拙作をプレイしてくださった方、本当にありがとうございました!
賞をプレゼントしてくださった方、実況動画を投稿していただいた方、私は嬉しさで飛び上がりました(突然の告白)
素敵な作品を応募していただいた参加者の皆様、お疲れさまでした! ありがとうございました!
せっかくなので、参加してみてかんじたこととか、私がどういう姿勢で企画に望んでいたのかなどを書いていこうかなーと思います。
プレイ作品を選んだ基準
プレイ開始から数日、私は一絵祭参加作品の中で、若葉コンテストにも参加している作品の紹介でお茶を濁していました。
一絵祭の事務処理があったからですね。
お茶を濁す傍らで、コンテストタグを追っていたんです。
そこで、プレイされる作品の傾向が見えたんですよ。
「プレイ時間が1時間以内の」「実況しやすいノベルやADV、ミニゲーム」にプレイが集中している、と分析したんです。
これは自然の摂理です。
20日間のなかで、ひとつでも多くの作品をプレイしようとしたら、プレイ時間の短い作品に偏る。
実況というかたちで参加するなら、レベル上げという地味な絵面が続くRPGより、ノベルやミニゲームの方がやりやすい。
誰が悪いとかではなく、合理的に考えたらそうなるってだけの話です。気温30度の日に、コールド飲料とホット飲料のどっちかあげるよって言われたら、大多数が前者を選ぶってのと同じ。コールド飲料もホット飲料も選んだ人も悪くない。
ですが、フリゲ企画の主催を経験した立場で言わせていただくとですね。
いっさいの光を浴びないまま終わる作品が出ちゃうのって悲しいですよ。
感想コメも、賞プレゼントも、実況も、なにもないまま終わったら「参加しなきゃよかった」ってなってもおかしくない。
企画の主催者として「参加しなきゃよかった」って思われるのは、すっごく悲しいことですよ。
一絵祭の時「応募しなきゃよかった」って言われて、めちゃくちゃヘコんだので。
そこで私は、プレイ作品を選ぶ際に、ひとつだけフィルターをかけました。
それは「プレイ時間1時間以上」です。
そのフィルターを通した作品の中で、食指が動いたものをピックアップ。
ピックアップの中では「まだ1個も賞がないもの」を優先しました。
ひとつでも多くの作品をプレイしよう、という方が多かったので、私は逆張り。プレイ時間の長いものを少数精鋭でプレイさせていただきました。
フィルターを通したあとは、食指が動いたかどうかで選んでいるので、同情とか憐みとか、そういう感情は一切ないです。面白そうだからプレイしただけ。そこは誤解ないように。逆張りしたのはプレイ時間だけです。
あと何故か「他の未受賞のゲームにも、体験版や実況動画の視聴で賞を出す方法があるだろ」というメールが届いたんですが。
私、「未受賞作品を最優先」にはしてないですよ。「未受賞が可哀想だから惰性でプレイしてあげる〜」なんてやってたわけじゃないです。そんな失礼なことしませんよ。
優先順位同率の作品があった時に「せっかくなら誰もコメントしていない、賞を出していない作品からやるか」となっただけです。
さすがに70越えの作品を20日でプレイは無理ですよ。これでも社会人なんでね…
一絵祭の時も上限10作品というルールを非難されましたが、私ってそんなに暇人と思われているんだろうか…
この逆張り精神は、私の心の師匠が教えてくれたものです。師匠といっても同い年ですけどね。「世界一の褒め上手を目指す」という私の座右の銘も、師匠の影響によるものです。
いつかこの師匠についての記事を書ければいいなぁ。私に「尊敬」という感情を教えてくれたのはこの人なんですよ。
良かったこと話そう!
なんで私の反省会記事って、バッドエンドで終わりそうになるんですかね。
書いている短編小説の傾向がそうだからか。
ここからはコンテストに参加して良かったことを話そう!
まずは、普段プレイしない作品を勉強できたことですね。
語彙だったり、バランス曲線の書き方だったり、RPGとしての根本の面白さだったり……学びがたくさんありました。
賞の名前を考えるのに四苦八苦し、結局無難なところに落ち着きました。センス◎な名前を考えられる人羨ましい……
掲載作品数を絞られると、新しい作品を発見する機会に繋がりますね。
SRPGとか普段絶対触らないからなあ……人生でプレイしたSRPGはトライアングルストラテジーだけだぞ……
あとは、自分の作品を実況していただく機会がなかったので、とても嬉しかったですね。ドキドキと恥ずか死との戦いではあるのですが……あとはことごとくお勤め時間と重なって、リアタイができなかったんですが……
もちろん、素敵な賞をいただけたことも嬉しかったです!
大正浪漫の雰囲気だったり、RPGとしての面白さだったり、キャラクターへの賞だったり……プレイしていただいた方によって、様々な側面で評価していただけたのが嬉しかったですね。
若葉コンテストの良かったところって、自分の「1」が「1」のままでいられるところなんですよ。
従来の投票企画ってさ、「太郎クエスト 5票」みたいに書かれるでしょ。
私の投じた1票が「5」という数字に吸収されちゃうのね。
こうなるともう、数字の大きい方が偉い! みたいになっちゃう。
「あなたの作品、“少しですが”票が入っていましたね」だの「1票しか入ってないのは自演」だの「お前の作品より、あの作品の方が26倍価値があるんだぜー!」だの言われるわけ。これ、全部実際に言われた悪口です。
でも、若葉コンテストの「賞」って、ひとつひとつが自立してるんですよ。どんなに思いの丈を込めようが、無機質な数字として扱われて他の賞と合算される…ってことがない。
数字にされちゃうとね、その数字の中にいる「人」って見えにくくなるんですよ。かつて暗黒期にいた私みたいに。
だってね、誰かを傷つけようとする人って、数字が大好きなの。
論理的に、客観的に、あなたを否定できるから。
それと、あなたの作品を、他の本命作品の踏み台にしようとしてる人も数字が大好き。
だって、数字の上下関係って幼稚園児でも分かるから。
だからね、若葉コンテストの「1+1+1=3」ではない、「1、1、1」と独立させたところが、すごく温かいなーって思うんです。
私の「1賞」が、ちゃんと届いてるって実感できるから。
皆様からの賞を、ひとつひとつ、丁寧に受け止めることができるから。
「素晴らしい企画だったな! 自作品を遊んでもらい、他の方の作品で楽しみ、たくさんイラストも描けて大満足! 賞も12個贈れたからな! あ、主催者様や実況者様、プレイヤー様、すべての作品にも贈ったから16個あるな!」
「閣下ー…」
「そのー…」
「お言葉ですがー…」
「閣下が贈った賞は、どれもネーミングセンスが良いとは言い難く…」
「むしろ、センスがないやつを挙げていったら、全部閣下のものに命中するんじゃね? くらいの勢いでー…」
「逆に閣下の贈ったやつが浮き彫りになってるよねって状態です」
「…人のネーミングセンスを笑うあんぽんたんは、ここに残れ」
「一生懸命考えたんだから馬鹿にすんじゃねーよバーカ!」
「でも閣下は、せっかくもらった賞の名前を間違えたじゃないですか!」
「あれは予測変換が悪かったんだよ! それに、お詫びのイラストも描いたぞ!」
「ソフトにするつもりがどんどん叡智になって、シャドウバンチキンレースになったからXに投稿できなかったアレですか」
「それって閣下が助平だから歯止めが効かなかったんじゃね(笑)」
「描いていくうちにドンドン叡智になるとか、煩悩で手を動かしてた証拠だもんな(笑)」
~以降は粛清されました~
本当に楽しくて、あっという間の20日間でしたね!
主催者様、参加者様、実況者様、プレイヤー様、若葉コンテストを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
一絵祭にかかわっていただいた皆様は、実に50日間の長丁場でしたね。本当にお疲れさまでした!
若葉コンテスト期間中に描いたイラストは、上のページにまとめました!
「シャドウバンもありうる」とお墨付きをいただいた、糖度高めの「ぅわ~お♡」なやつもあるよ!