スタッドハイにおけるレンジの絞り込み
スタッドハイは、8ゲームの中で最も難しいゲームと言って良いでしょう。
とにかく何をどう考えて行けばよいのか、その指標が一番分かりにくい。
実際自分も、一番最後まで苦手としていたゲームです。
(10ゲームでは、Badugiが最後まで苦手だったゲームですが)。
スタッドハイは、スタッド系3種のゲームでは一番、2枚のホールカードの絞り込みが(状況によって)可能かつ、絞り込むことのメリットが大きいゲームなのです。
そう、スタッドハイをプレイする上で一番大切な考え方は、
・相手のハンドのレンジは何か
・そのレンジに対して、どうプレイするのが最も期待値が高くなるか
それを考えて実践しようとすることなのです。
https://www.cardplayer.com/poker-tools/odds-calculator/seven-card-stud
参考:勝率計算機のリンクです。
例1
(46)5でブリングイン。ブリングインの右までフォールドで回って、Aを見せている人がコンプリート。このコンプリートのレンジは100%で読みようがありません。
それに対して、(46)5は絶対に守るハンドになります。
3オーバーカードに対して五分。
2オーバーカードに対してはフェイバリット
オーバーペアに対しては30%の勝率
こういうハンドで、安易にスチールさせてはいけないという例ですね。
ともかく、このハンドは相手は100%レンジでオープンするし、相手から見たこちらのハンドはある程度絞れるものの、そこまで狭くはありません。
そして、4thも相手は、こちらに都合がよいカード(これは見ればわかります)が来ない限り、100%レンジでレンジベットします。まだ相手のレンジは100%で全く絞りようがありません。
いずれにせよ、相手にAのペアが出来ない限り5thまで行くことは間違いないですが、5thで相手のエニー2レンジに対して、自分のハンドがどの程度のエクイティがあるか、そのハンドをどうプレイするべきかを考えていく、というのがスタッドの基本的な考え方です。
これが相手のレンジを絞れない時の考え方です。スタッドハイで面白いのは、相手のレンジが絞れない時はほぼエニー2のレンジを相手にすることが大半です。
そして、相手のレンジが絞れるときは、どんどん絞り込んでいくことが可能になるのです!
次からが、相手のレンジを絞り込める例です。
例2
2がブリングイン。6人ゲーム。2の人の次から、Qh Kd 7h 7s Td
というボードだとします。
ここで、(XX)Qがコンプリート。二人降りて7sがレイズ(2ベット)しました。二人が降りて、Qがコール、という状況を考えます。
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