
マッチングアプリを始めて1か月で嫌になって辞めた話
みんなも搾取されないように健やかに生きような。
そもそもなんでマッチングアプリなんてやってたんだ?
今から大体1年半前くらい前、
コロナも少しずつ世間で舐められだした頃に大学時代の友達と飯に行った。
その時に友人に人生初彼女ができたことが判明。おめでたいね。
出会いはマッチングアプリ。結構頑張ってやってたらしい。
友人よ、ホントにごめん。
「俺もワンチャン行けるか…?」なんて思ってしまった。
そして過去の自分に言いたい。
「自己肯定感がデフォルトで低いやつは鬱になるからやめておけバカ」
ここからはマッチングアプリがトラウマになった男の話を書いていきます。
からあげに負けた男
とりあえずお手頃なよく聞く名前のマッチングアプリを触ってみた。
バカみたいに盛った顔写真と、そこそこ引きが良いとされている「IT系の企業に勤めています!」の文言を引っ提げ、いざ行かん出会いという大海原。
…ありえんくらいマッチしなかった。正直笑っちゃった。
よくよく考えたらそりゃそうだ。いくら盛っても顔面は目を引き延ばしたチベットスナギツネ。IT系といっても独自性がない。そんな奴いくらでもいる。
こんなにも世の中は顔面で決まってしまうのか。クソ~~~~~~~
そのあと
腹が立ったのでアイコンをめちゃくちゃ美味しそうな手作りのからあげにして、名前もからあげにした。なんかもうどうでもよくなった。
マッチ数が3倍に増えた。
俺はからあげ以下でした。すみませんでした。今後からあげ”さん”と呼んだほうが良いかもしれません。
ちなみにそのマッチングアプリは本人画像じゃないからという理由でBANされました。自己肯定感が下がっただけでしたね。
マッチした女性に説教される男
ちゃんとしたマッチングアプリ運用をさすがにしようと決めて別アプリに。
一応爆裂大手企業勤務だったので「大手のIT企業で働いてます!」と武器を携え挑戦。
結果、なんかマッチするようになりました。
チベットスナギツネ、春を知る。
ただここで問題が発生します。
「一言目何言えばいいんだ・・・?」
そうです。相手のことなんもわかんないし、そもそも相手に興味が全く湧きません。「こいつ誰なんだ・・・?」くらいのテンションです。
道を間違えると一次面接くらいの空気になりかねないです。
とりあえず検索しましょうか。
【マッチングアプリ 一言目 [検索]】
はじめまして。〇〇と申します!
A子さんの将来の価値観に共感して「いいね」しました。お肉が好きなところや、休日の過ごし方も似ているので、やりとりしていく中でもっとお互いに知っていけたら嬉しいです。
普段はどういったところでお食事されていますか? おすすめエリアがあればぜひ教えてください!
あーね。参考ならんわ。恋愛に対する価値観が僕に存在していません。
自分で考えよう。無理だこれ。
それはさておき、「お笑い大好きです!」という女性がとマッチしました。オズワルドが好きだそうです。こいつは期待できるぞ!意気揚々と一言目を送ります。
僕「まーちゃんごめんね。まーごめ。」
相手「なんですかそれ?」
一言目が「まーごめ」でいいわけがない。愚かすぎる。会話ができてない。逆にお相手はよく返事してくれたな。
ちなみにこの後まーごめについて説明したら、「マッチングアプリはウケを取る場所じゃないです」とめちゃくちゃ怒られました。その通りだと思います。僕はお相手を喜ばせたいだけなんです。ありえないくらい不器用なだけで。
ジャニーズ?ディズニー?知らねえなあ!?
これは100%私が悪いのですが、マッチングアプリのユーザー層はお笑いもゲームもアニメもあんま見ません。そりゃ「有吉の壁見てます」とか、「Apexをちょっとやってます」とか、「ワンピースちょっと見てます」はあるかもだけど。
マッチングアプリの女性陣は
・ジャニーズ系
・EXILE系
・ディズニー
・ドライブデート希望
で形成されています。話が合うわけがありません。
誰がValorantの海外の競技シーンだったり、M-1三回戦の動画の話で盛り上がるのでしょうか。そんな人間いません。そんな女性いたらコメントください。全力で囲います。媚びへつらいます。
恐怖!100人BBQ!
さっきのようなことがあってもマッチングアプリを続けていましたが、心が折れてやめた瞬間がありました。
さすがにある程度慣れて一言目もちゃんと書けるようになったある日、
「バーベキュー行きたいです!よかったら行きませんか?」
こんなチャンスないですよね。もちろん二つ返事で行きます。
ただ、ここから雲行きが怪しくなっていきます。
そのお相手の女性、なんか知らないけど段取りがめちゃくちゃ良い。店の指定が「行きましょう!」の5分後には決まってました。
当時は馬鹿なので「できる女性だなあ」くらいにしか思ってませんでした。
いざ当日行ってみると
""100人規模の大バーベキュー会に参加することになっていました""
意味わからないでしょ?僕もいまだに意味わからない。
しばらく呆然としていると、何やら奥のほうから何人か従えた琉球系の方が登場。どうやら主催者の方みたいです。なにやら夢について語り始めました。感動している聴衆。肉の味も煙で目が染みる感覚も何も感じなくなった僕。夕焼けの多摩川。
正直呆気に取られて何も記憶ないです。どうやって帰ったのかも何も覚えてないです。
ただ、帰宅した後に「やめよう…」と決心したことは覚えています。
いろいろ言ったけど…
一応誤解がないように言いますが、僕が使ったアプリは有名なもののみです。〇ップルとかその辺2つくらい。そんな変なアプリ使うわけないでしょ。
マッチングアプリ自体は非常に良いサービスだと思います。男性が異様に利用料金が高いのはちょっと解せないところはありますが、女性を守る目的もあるでしょう。
ただなんも戦略を立てずに行くと、料金を搾取されるだけになります。僕は無策で挑んで大変な目にも遭いましたし、自己肯定感は地面を貫き、未だに自信喪失しています。
ただ、この記事を見て、マッチングアプリで自尊心が深く傷つき、疲れ、すべてが嫌になってしまった人の心が少しでも癒えたらと思います。
傷が癒えることがあって、興味が湧いたらまたちょっとやってみようかな
→書いててそんな訳ないなって思いました。0%ではないですけど。