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相手の価値観(特性)を知る質問方法



どんなに言葉のスキルを磨いても

「質問力」がなければコミュニケーションは

上手にはなりません。

会話だけで、相手の価値観に気づくことは

できなくはないですが、かなりの技術を要します。

相手の価値観(特性)を知る一番の方法は、

その人の生い立ちや経験などによって

身についた考え方なので、

つい聞いてみたくなります。

たとえば、就活での面談には

質問はつきものですが、

「あなたのお父さんどんな仕事しているの?」は

家庭環境や出生の差別につながるので

こういった質問は法律で禁止されています。

質問による、こちら側が聞きたいことを聞いてしまうと

相手は、答える前に「なぜ?それが知りたいのだろう」と

思考が違う方向へと導かれてしまいます。

なので、その人の特性を知るための質問は

「仕事においてあなたが一番大切にしていることはなんですか?」

「あなたの人生において一番大切にしたいことはなんですか?」

「あなたの一番の親友はあなたにとってどんな人ですか?」

と、このような質問をしていきます。

大切なことは人を自分の判断で決め付けない
『仕事においてあなたが一番大切にしていることはなんですか?』

例えば、このような質問をした場合、

仕事に対する価値観がうかがえます。

・人間関係

・成果

・昇進

・お金

・時間

・余暇・・・

このような答えが出てくるかもしれません。

仮に、

「人間関係を大事にしたいと思います。」といったとすると

『人間関係を大事にしたいと思う理由は何ですか?』と質問します。

「職場で働く時間が毎日楽しくなるようにするには、人間関係や

コミュニケーションが何より大事だと思います。」と

答えるとしましょう。

この人の特性を活かそうとした場合、

お客様対応や、営業などが向いているのかもしれません。

相手の価値観を知るための質問によって

出てきた答えには、

その裏側(内なる答え)に

本当の自分が隠されている場合があります。

質問力を身につけることは

自分にとっても相手にとっても自己肯定を高めるために

もっとも必要なスキルなのです。