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ジョージアのトビリシで夜遊び
2019年の冬場に僕はジョージアに居ました。
(当時の情報です。現時点2025年1月では分かりません)
色々な出来事の後、
さて、金曜の夜である。
クラブに行きたい。
音楽シーンを見たい。
ジョージアの首都トビリシのクラブは
「レベルがかなり高い」とは聞いていたし。
そこで、
夜事情に詳しそうな宿のニイちゃんに聞いてみたところ、
バッシアーニかキディ(キヒィディ)が有名だぞ、と言う。
でも「バッシアーニは危ない事もあるから気をつけろ」と言う。
少し前にポリスの大規模なガサ入れ(麻薬捜査)もあったらしい。
ふむふむ
場所を調べると、宿から徒歩20分位の場所にある。
ネットでちょい調べたら、
スタジアムの地下空間にあり、ディープな雰囲気で音も凄く良いらしい。
そして今夜のパーティーはニューヨークから有名テクノDJが来るらしい。
そりゃ、行くでしょ。
因に、トビリシの中心部または見所の範囲は狭く、
基本は徒歩圏内またはタクシーで簡単に移動できます。
・・・で、夜中12時過ぎ位に宿を出て、
深夜の散歩をしながら徒歩で向かう。
人気はほぼなかったが、つーか、寒かった。
気温0度かマイナスくらいかしらね。
革のライダースで来たので寒いなー
巨大なスタジアムのゲートをくぐりクラブの入口に着くと、行列が出来ていた。
おいおい、この寒空の中、待つのかよ、と一瞬躊躇したが折角なので待ってみました。
どーやら、入場するには入口ではフェイス・オフがあり、
つまり、外見容姿や雰囲気で「入れる、入れない」が判断されてるよーだ。簡単に言うと、場違いであったり、何か問題を感じられると入場できない。
超イカついセキュリティが一人一人判断してて、入れない奴も結構いる。
こりゃ、行列も出来るわ。
とりあえず、ちょっと待ってみて無事入場。
中は、おー、結構広い。
詳しい写真は撮ってないが、コンクリート打ちっぱなしの内装に、
高い天井、暗い階段で下った場所に広いメインフロアと、
その間に中二階の周囲には踊れるスペースもある。
大きくて暗い迷路の様な通路やクローク、バーカウンターと、
すごく良いアンダーグランドな雰囲気だ。
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で、音もめっちゃ良くない?これ。
音質には詳しくない俺だけど、そんな俺でも良い音響システムだと感じる。
ジャンルはゴリゴリの重いテクノである。
客層は比較的若いが、気合の入った遊び人たちも居る。
全般的には普通に夜遊びや音楽、クラブ大好きですって感じだ。
その日、アジア人は俺以外に見なかった。
そして、みんな、すごく親切でフレンドリー。良い奴らが多い。
一緒に踊ったり飲んだり話したりしました。
英語も普通に通じるので助かる。
基本、ジョージア人は親切な人がすごく多いのが印象だが、
ここでも、「え?そんな親切する?」ってほどだった。
(※後に移住者や観光客が急増し、詐欺や差別的な状況も出てきました)
クロークで上着を預ける金額を隣にいたオニーサンに聞いたら、
「1ラリだよ、もし小銭が無かったら、俺、出したあげるよ」と言われた。
驚きの優しさ。
夜がふけるにつれて人は増え、夜中3時頃にはフロアは満杯になり、
フロアのテンションは全開になった。
なんだ、意外とクリーンなクラブだね、と思ったが、
「トイレ行こ〜と思い」トイレに行ったら、結構カオスな事になっていた。
そりゃそーよね
ジョージアだもん。
4時間みっちり踊って汗だくになり、後にする。
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後日、夜遊びに詳しいジョージア人のオネーチャンに聞いたら、キディはもっとダークだと言う。そして「地元民はバーとか小さなクラブでも遊んでいるよ」と教えてくれた。
次回はキディに行ってみたいと思う。
ジョージアのトビリシで夜遊びでした。
【後日談】
何年か後に再びジョージアに訪れた時、キディにも行ってみました。
一緒に旅をしていた友人のテクノ大好きドイツ人カップルと行ったのだが、すごく分かりずらい場所にありました。