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奇祭マハー・シヴァラトリー
マハー・シヴァラトリーとは
マハー・シヴァラトリー(マハー・シヴァラートリー)と言えば、知る人ぞ知るヒンドゥー教の大祭典です。ネパールでも神聖で最大規模の祭りの一つであり、ネパールは祭り自体が年中盛んに行われるネパールでも、指折りの大祭典である。とゆーか、奇祭です。
何が?と言われるかも知れませんが、マハー・シヴァラトリー祭りの詳細は下記に詳しく書いております。
ネパールに置いては、火葬場パシュパティナートにサドゥ(ヨガ行者とか修行者とか表現される)達が大集結するのである。
火葬場と言っても、日本人が想像する建物内のアレではなく、広大な敷地内に寺院併設の川べりの野外で火葬する地区である。
この火葬場、いつ行っても、木材の土台の上に寝そべるご遺体をボウボウ燃やしているのを間近で見れます。
最も、サドゥ(またはババ。ヒンドゥー教の行者)が大集結する祭りと言えば、世界最大級の祭りであるインドのマハー・クンブメーラが一番有名だが、マハー・シヴァラトリーも有名です。
両方の祭りに行った身としては、マハー・クンブメーラは多数の死人も出るほど、桁違いの人数と変人変態大集合のスーパー・カオスでしたが、マハー・シヴァラトリーも結構大きな祭りでした。
マハー・シヴァラトリーの様子
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シヴァラトリーの行われるパシュパティナートへの道、の当日の風景。奥に、こんもり見える森?の一体周辺全てパシュパティ。写真で見える群衆は、ほんの一部。何千人、何万人?もの人が、この祭りに押し寄せているのです。
この先に、軍隊だか警察だかが警備する、何重もの鉄製ゲート(バリケード)が設置されていて、僕はアメリカ人の友人と行ったのだが、並んでいる人々をかき分け進んでいった。
もう無理やり突破して行ったよね。
写真を撮る余裕がなかったので残念だが、僕と友人は、最後の方のバリケードの最前列で行き詰まり(人数制限でバリケードが閉じられていた)、後ろから押し寄せる何百人もの群衆と鉄製バリケードに挟まれてマジで死にかけた。
圧迫死するかと思ったよ。
最終的には、「僕達、外国人ですから〜」と言う必殺の謎の言葉を大声で連呼し、警備の人にバリケードの間から入れてもらった。
裏話を言うと、パシュパティナートにはメインゲートの他に裏から入れる入口もあって、裏口から入るとすんなりノーチェック(厳密にはチェックゲートはあるがスルーできる)で入れます。
いつもは裏口から入るのだが、この日は、たまたま道を間違えて大混雑するメイン・ゲートから入ってしまった。良い思い出です。
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何重ものゲートを突破した先。
皆が並んでいる先、階段の上にメインの寺院がある。寺院にはヒンドゥー教徒のみが入れます。
僕らも近くに寄ろうと試みたが、直近の橋に二重のゲートがあり、漫画に出てきそうな棍棒を持った鬼軍曹に追い払われてしまった。
普段は、この階段周りで火葬が行われております。
黄色の服を着た人々は皆、サドゥ。
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パシュパティナート寺院の中心部。
写真では分からないが、寺院内部ではマリ○ァナでハイになったサドゥ達が踊って、異常な盛り上がっているのを遠目から見えました。間近で見たかった。
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くつろぐ人々。ほぼネパール人かインド人で外国人はあまり見かけなかった。祭りといえど、イベント化しています。
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聖なる川。もはや透明度はゼロだが、単なる汚いドブ川ではないのです。
火葬された灰や生活汚水が流れ込む。
コップ、一杯飲めば致死量になるだろう。
イベント化したマハー・シヴァラトリー
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奥の方でトランス・パーティが開催されてた。祠がデコレーションされ、爆音が響き渡る。水も撒き散らされ、盛り上がっておりました。もうこうなると何の祭りか分からなりますが楽しいです。
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バング・クッキーも売られてます。マリ○ァナを練り込んだクッキーです。売主のおじちゃんの笑顔がキテます。
この日のパシュパティナートでは、マリ○ァナは無法地帯(暗黙の了解の元、解禁)となっていて、公然に喫煙や売買がそこらじゅうで堂々と行われている。
サドゥ達がせっせとジョイント(マリ○ァナ入りタバコ)を巻き、販売に精を出していた。
警察も黙認している特別な日です。
でも、吸ってはいけません。
マハー・シヴァラトリーの写真
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シヴァラトリーは夜も明けない早朝から深夜まで、ぶっ通しで行われるので、サドゥもお疲れです。
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美女がいたので一枚撮らせてもらった。
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中心部は人混みが凄いので、奥の方へ避難した。ちょっと空いてる。手前のテントはインドからやってきたサドゥの簡易住居。写真には撮らなかったが、屋台も沢山出てました。
サドゥから買付する
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僕の本来の目的は祭りの見学ではないのです。サドゥ来歴のルドラクシャを手に入れるのが目的です。仕事もするのです。
・・で、本気でサドゥをやっている(観光客向けの偽サドゥも多い)、老齢なサドゥと出会い、彼のルドラクシャを譲り受けた。インドのハリドワールから祭りの為に来ていたリアル・サドゥでした。
交渉前に話をするきっかけの為、一応、祈祷もしてもらったのだが、普通、額に付ける印のティカは紅いが、このサドゥは木を燃やした灰でティカを作っていた。
お祈りの水もかけられたのだが、あの聖なるドブ川の水だと思うので、マジで勘弁して欲しかった。
英語が通じなかったので、同行した友人に通訳してもらったのだが、色々な交渉後、お互い納得して譲り受ける。リアル・サドゥは簡単には譲ってくれませんでした。
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サドゥ達と。
皆、朝からバンバン吸っているので目が出来あがっちゃっています。
普段、パシュパティナートに居るサドゥは、写真を撮ると金をせびるビジネス・サドゥ(サドゥの格好をした変人)がほとんどだが、彼らはリアルなサドゥ・ライフを送っている。
この場所、パシュパティナートの一部で観光客が行かない場所。とゆーか、門を入るのに普通は躊躇するかも知れない。全員ゴリゴリのサドゥで、皆、マリ○ァナをチラム(筒の喫煙具)でボフボフ吸っていた。
同行してた現地民の友人も門の先へ入りたがらなかったが、「入ろうぜ」と無理矢理誘って入ってみました。祭りの為にインドから来たサドゥ達の溜まり場兼一時的な住居ゾーンで、サドゥ達がテントを張って野宿しておりました。
マハー・シヴァラトリーに行ってみた感想
個人的な感想ですが、ネパールでのシヴァラトリーは楽しいお祭りって感じでした。
奥の祠で色々な宗教的儀式も行っていたが、全般的に「とりあえず祝おう、長時間楽しもう」って感じでした。
インドでのシヴァラトリーは長時間歩くとかってあるみたいだが、ネパールは人こそ多いが、比較的、楽に楽しめる。場所のパシュパティナートもカトマンズ中心部からアクセスも良い。
しかし、空気は猛烈に悪いです。
普段でも火葬の煙が舞い上がり、
独特の匂いがするパシュパティ。
当日は、人の匂いとか砂埃とか色々な悪臭が混ざっている。
マスクはしてった方が良いかもね。
マハー・シヴァラトリーでした。