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ネパールのランタン谷トレッキング-2 タルチョたなびくキャンジンゴンパへ
前回の続きです。前回は下記「ランタン谷トレッキング1」の記事です。
翌朝、ラマホテルを出発。今日はランタン村が目的地。
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ラマホテルから一緒の山の犬(各山小屋で飼っている)が先導する。さすが、山の犬。歩くのが早い。
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森から山が見える。
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森の登りを抜けて休憩です。入域許可証(パーミット)の確認箇所との事。地名は忘れた。犬はここまで一緒についてきた。
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猿です。そこらじゅうから沢山出てきました。
パーミット確認所を越えると、動物大集合。
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ここら辺は花が咲き、ヒマラヤの自然を感じられます。
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馬くん達ものんびりしている。
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2015年、ネパールで大地震が起きた時に、ここでの地滑りで多くの人が亡くなった。悲しい自然災害の事故でした。
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二日目の宿泊地ランタン村に到着。村というより集落。ラマホテルからランタン村への歩きは6〜7時間くらいだったかな。ランタンの宿は綺麗で、こんな奥地で熱いホット・シャワーが出た事に驚いた。wifiもありました。
この辺は大地震で昔の宿は潰れてしまい、今あるのは新しく建てられた宿との事。
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夕暮れ。ランタン村で一泊する。宿は快適。
同宿だったバンコクに住むイギリス人と話してタイの情報を得る。スクンビット周辺で1ヶ月の家賃は今は500ドルくらいとの事。それは欧米人向けレベルの部屋だろうが、値上がりしたもののまだ現実の範囲内の価格。彼は昔にアソーク地域に部屋を買ったらしい。頭が良い。今は高騰してしまい、普通は買えないだろう。
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翌朝、7時前に宿を出て、キャンジン・ゴンパへと向かう。
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天気が良いが、朝晩はすごく寒くダウンは必須。でも宿には布団があるので、11月中は寝袋は不要です。そもそも寝袋は持って来ていなかった。
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雰囲気がございます。バリバリのチベット仏教圏であるのを感じさせる。仏塔や積まれた石が置かれ、道が左右に二手に分かれる場合は左側を通るのがチベット仏教の作法です。
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半家畜(放牧系)や野良の動物が沢山います
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牛くんです。
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振り向くと、道中の景色が雄大になってきました。
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ランタン村を出て、三時間くらいでキャンジンゴンパに到着。余裕です。
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キャンジンゴンパ集落の全景
ここで標高4000mくらいかしら。
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ヤク君たちです。
ネパールやチベットでの、高地の動物といえば、ヤク。ヤクと牛の勾配種「ゾォ」も居る気がする。どうなのだろう。チベットで見たヤクとは少し違う。ヤクにも何種類かいるとは聞いていたがランタン地域のヤク種だろうか。
1時間くらい休んでこのトレッキングの目的地、キャンジン・リに登ることに。
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写真上部のとんがった先端の頂上が、キャンジン・リ。頂上付近は結構急勾配です。
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キャンジンリへの途中からの景色。巨大な氷河が見えます。この先に集落や村はないです。先に行くとチベット本土です。
スケールが雄大すぎるので、遠近やサイズ感がバグるが、登山道はかなりの急勾配で標高も高いです。
高度順応のためキャンジンゴンパで一泊してから、翌日にキャンジンリに登る人も居るけど、僕は体調が良くて疲れてもいなかったので、その日のうちにキャンジンリへ登りました。
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山頂です。
標高4400m
麓から1時間半くらいで登れます。頂上では猛烈な突風が吹いておりました。天気は晴れ渡り、雄大にそびえる山々が美しかったです。正直に言うと、個人的には山の山頂には突出した思い入れはないが、流石にここまで来ると「おー、すげー」と感じます。
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神々しいです。
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記念撮影。
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登る途中。風が強すぎる。寒くてハードシェルを着込む。ハードシェルは久々に着たが便利ですね。
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ついでに足元。
ラ・スポルティバです。一足目は壊れて、二足目です。アークテリクスなども履きましたが、やはりスポルティバは素晴らしいです。
ベースレイヤーのアイスブレーカーは山より旅で愛用していて、長期間着ていても匂わず、本当に優秀と思う。因みに、ランタン谷ではトレラン・シューズの人も見かけました。HOKAのスピードゴートが多かった印象です。
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話を戻して、キャンジンリを下山して向かったキャンジン・ゴンパのヤクチーズ工房です。冬季なので閉まっておりました。
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集落のオバハン達と会話したり。
タバコ吸ってるがな。
ここでは高級品のタバコをあげたら、気に入られて、色々話す。首に巻いた石類の、年代や、摩耗具合とか見せてもらったりした。
言葉は通じなかったのでガイドのハリーに通訳してもらった。この頃にはハリーと打ち解け、彼は仕事を果たす。良き時間。
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夜は満月でした。
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キャンジンゴンパで一泊して、山を降りる。登りと同じルートで、出発点シャブルベシへ戻る。くだりは二日間の日程。キャンジンゴンパからラマホテルまで、一気に下ります。約8時間くらいかな。
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大麻ですな。標高を落とすと野生の植物が青々しく茂っている。
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山の自然は美しい。
僕は、道中の自然の色や、風や木々の香り、岩や木の感触、木の実の野生的な味、各国の旅人や、現地民との会話など、それらに触れること、それらを感じられる事、それらがが嬉しみのです。
ラマホテルで一泊した後にシャブルベシまで戻り、シャブルベシでトレッキング終了。宿では、イギリス人カップルや台湾人女性と夕飯を一緒に食べる。それぞれの国の状況を話し合う。
翌朝、ローカルバスでカトマンズへ戻る。キツイと言われる、ネパールでの長時間のローカルバス移動ですが爆睡していて、気が付いたらカトマンズに着いておりました。
カトマンズの宿に戻ってからの熱々のシャワーがたまらんかった。心地よい疲れとやり切った感もあり、やっぱり楽しいな、トレッキングは。
ただ、僕は少し休んでから買い付け仕事をしなければならない。あの、大金が絡む、修羅の世界へ戻らなくてはならないのです。トレッキングを目的に渡航する人たちと違い、本来の僕の目的はアンティークの買い付けです。アンティークバイヤーですので。
トレッキングは僕の旅の一部、重要な一部ですが過程に過ぎないのです。全ては旅の物語です。
旅は続きます。
以上、ランタン谷のトレッキングでした。