看護業界の生きにくさ。
初めまして、起業するぞー。です😀
最近寒い日が続いていましたが、今日は起きて窓を開けると、なんだか夏の香りがして懐かしい気持ちになりました。
四季の香りって、それぞれに色んな思い出があって、どんなコロンの香りよりも大好きです。
さて、今日は看護業界の生きにくさについてお話します。ちょっと偏った内容かもしれないけど、インスタグラムを通して質問くれる新人看護師や、今まで働いてきた病院での経験を元にお伝えします。
看護師になるには、看護学校または大学の看護学部を卒業し、国家試験を受けて見事合格すると看護師になれます。
看護学校での生活はとても忙しく、テストと実習の毎日。キャンパスライフとは程遠い生活。朝はきっちり8時半に席についていないと学校から電話がかかってくる、体調が悪くて休む時も朝電話して受診結果をまた電話して夕方また体調がどうかを電話する。緊張と恐怖で死にそうな病院実習を終えて帰宅しても、鬼のような記録を朝方までカタカタする毎日。バイトも禁止、髪の毛も真っ黒、お団子にしてネットでまとめないといけない、ちょっとの後れ毛も許されない。
そんな軍隊生活を無事3年間終えて、念願の看護師に( ✌︎'ω')✌︎
ずっと憧れていた看護師。ずっとなりたかった看護師。
”看護師になったら、こんな看護師になりたい”
希望を胸に入職。研修やOJTを終え、いよいよ患者さんを受け持つ。
そこには複雑な疾患が絡み合った、教科書には載っていない、実習では受け持っていない患者さんがいる。
机上の勉強だけでは全然足りなくて、アセスメントができない。わからない。疾患と実際の患者さんが、繋がらない。
そんな中、先輩からは
・患者さんへの声かけができていない
・お前のやってることは看護じゃなくて業務だ
・学生じゃないんだ、お金もらってやってるんだから
・時間管理ができてない
などと言われ急かされ萎縮し、余計に実力なんて発揮できない環境に。忙しい毎日で、頭も体も動かしクタクタになって仕事を終え、また勉強して次の日の日勤を迎える。プレッシャーと疲労で追い込まれ、精神的にもクタクタ。
患者さんと話したり、カーテンを開けてあげたり、療養環境を整えてあげたり、コップの水を替えてあげたり、そんな”人として当たり前”のことになんか、気が回らなくなる。
そして言われる
あなたは看護師に向いていない
と。
ここで耐え抜いた人、もしくは超良い先輩・環境に最初から出会えた人だけが生き残れる。
確かに、人の命に関わる仕事。知識をしっかり持って、仕事をしなければ守れないものがたくさんある。
だけどね。みんな勉強の仕方が違ったり、考え方がわからなかったり、聞きにくいだけだったり。その人自身の問題じゃなくて、環境やヒトが、新人を出来なくさせている。という意識が、看護師の組織には足りていない。お局さんがよく言う言葉
”私の時代は、鑷子が飛んできた。今はゆとり過ぎる。”
その鑷子が飛んできた時代が異常だっただけで、今は案外普通だったりするよ。新人であろうと人格を大事にして、希望を潰さない関わりをしようよ。
看護って楽しいの。でも楽しいって気づく前に潰されてしまう世界。
でもみんな共通していることは、看護師と言う仕事に少なからず憧れを持っている。看護師しか自分には道がないと思い込んでいる。だから余計に、辛くても環境を変えることが出来ない。逃げたくても、逃げる方法がわからない。耐えて耐えて、潰れる。
”資格”の良くも悪い所だと思うけど、その資格があることに守られているから、自分で”自分の道を選択すると言う意識を持つこと”が、ちょっと苦手。
看護師だって、楽しく自由に1人の人間として生きる権利があるよ*
もっと自由に、柔軟に。