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起業準備・副業ロードマップは進化する!

「副業をはじめよう!」「起業するぞ!」と、考えている方は多いことでしょう。
副業や起業を思い立ったとき、あなたは何からはじめますか? 
一般的に言われているのは “自分の棚卸” です。過去の仕事で得た経験や知識、スキルを整理してみる。それどころか、人生を振り返ることまで推奨している自分棚卸法もあります。


自分の棚卸にある落とし穴

この “自分の棚卸” には、大きな落とし穴があります。それは、“自分だけを見ていること” です。
もちろん、人には向き不向きがあります。性格的に合わないために、続けていけないことを事業にしても、結果的に時間と労力を無駄にする可能性が高いので、おすすめはしません。
しかし、“需要が少ない、依頼が少ないことを事業にしても成り立たない” という現実があります。

やりたくないこと

私がおすすめするのは、“自分の棚卸” ではなく“やりたくないことを書き出す” ことです。
人と接するのが苦手な人は、接客が必須な業務は向いていません。逆にコツコツデスクワークが苦手な人には、PCを使用した作業系の業務は向かないでしょう。
“やりたくないこと” を書き出すだけで、何ならやっていけそうか発見できます。

営業だけしてもお金にならない

自分がやっていけそうなことを発見できたら、あとは、仕事があるか探し確認するだけです。
いきなり、個人の経歴と事業所名を掲げて営業しても、なかなか受注にはつながりません。また、営業だけしていても、お金は入ってきませんから、精神的にも追い込まれます。
私のように、副業というステップを踏むことができずに起業した場合は、なおさら、逼迫するでしょう。

仕事の集まる場所でとにかくエントリー

副業でも起業でも、最初に仕事を受注するためにとるべきアクションは、仕事の集まる場所で受けられそうな仕事に、とにかくエントリーすることです。
副業やフリーランスのためのマッチングサイトは多数あります。エントリーしたからといって、受注できるか判りません。よく聞くお話ですが「そんなに沢山エントリーしても、できないよ。」と、受注前にエントリーをセーブしてしまうケースが多いこと。
受注するかは発注されてから決めれば良いことですので、まずは、エントリーしましょう。

実績づくりでは低額案件を効率的に片付ける

なかなか受注につながらない原因でよく見られるのが “手の届かない仕事にエントリーを続ける” ことです。
実績もないのに高額案件にだけエントリーしていたり、特殊なスキルや知識が必要な案件にエントリーしていたり、などです。
全く実績も経験もない人は実績づくりが必須ですので、低額の案件でも受注していきます。そのため、スタート時は数をこなさないと生活費にならない場合もありますので、できるだけ効率的に仕事を片付けることに集中してください。

余裕をもって実績をつくるには

余裕をもって実績をつくるためには、やはり、副業からはじめることが一番です。さらに、フリーランスを育て、学習後に案件紹介があるサービスを利用するのも良いでしょう。この場合は、仕事の取り方を教えるのではなく、仕事を紹介してもらえることが重要なポイントです。中には、高額のセミナー費用を徴収するために、受講後は案件を紹介すると説明する講座もありますので、注意しましょう。そのような講座は、小さく「案件紹介は確約してません。」といった免責が書かれていたりします。

スキルと知識+資格取得

早急にお金を得る必要がない場合は、適切な料金で将来性が高い講座の受講など、スキルと知識、さらに資格を取得することをおすすめします。
市場・業界が拡大を続け、需要が増えている仕事に直結し、さらに、業界内で認められている資格講座です。

ドローン免許・二等無人航空機操縦士の国家資格

例えば、「ドローン免許・二等無人航空機操縦士」の国家資格です。インプレス総合研究所の『ドローンビジネス調査報告書2023』によると、2022年度の日本国内ドローンビジネス市場は3,086億円規模、2023年には前年比24.0%増・3,828億円規模の予測、2028年度までには9,000億円を超えると期待される拡大市場です。
取得方法のおすすめは、資格試験で実技試験が免除になる、国土交通省登録講習を受けられるスクールになります。

Ai関連資格・G検定

Aiに関連する資格も有望でしょう。とはいえ、エンジニアとしての知識やスキルをもたない場合、目指せる資格は限られます。
おすすめは、一般社団法人ディープラーニング協会が主催する「G検定」です。G検定は、ディープラーニングの基礎知識に関するスキルを証明する資格で、学習内容、試験範囲は、歴史や法規、倫理、応用例など、Aiの概念に関する内容が中心になります。

Ai関連資格・認定AI・IoT基礎検定

Ai関連で、もう一つおすすめなのが、「認定AI・IoT基礎検定」です。この資格は、DXを実践するためのAIやIoTを代表するデジタル化などについて学ぶ将来的にDX導入コンサルタントを目指す方向けで、一般社団法人AI・IoT普及推進協会が運営しています。研修を受けて受験する形式ですので、学びやすく取得しやすいのでは? という印象です。

資格取得は会社員時代に

おすすめしておいて、大変、申し訳ありませんが、私は特に語れる資格をもっていません。これから、取得したいと考えていますが、やはり、安定した会社員時代のように、安心して学べる環境のほうが、資格取得のための学習は進めやすいでしょう。

副業や起業のロードマップは進化する

ここまで、マッチングサイトの利用や講座の活用などを綴ってきました。まとめると下記のようになります。

  1. 即仕事を受注したい場合は副業やフリーランスのマッチングサイトを利用する

  2. 学べる余裕があって、できるだけ現実的に起業を考えるなら、フリーランスを養成してくれる講座・サービスを活用

  3. 長期で起業準備が可能な場合は、ドローンやAiといった、需要が拡大している将来性ある資格取得を視野に入れる

手探りの状態では、なかなか将来のことまでリアルに計画できません。が、行動していると進むべき道が見えるものです。手に入った案件や学びの機会をスタート地点に、先々の計画を具体化し、目指す目標を明確にしながら行動しましょう。もちろん、状況が変われば柔軟に修正することも忘れてはいけません。
起業のための準備と副業ロードマップは限られた道を進むのではなく、自分の知識や実績に合わせて変わる・進化するものですから。

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YT-SB|無茶から出た堅実! 起業・副業アドバイザー
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